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国内景気 | ||
平成11年4〜6月期の国内景気の総合判断は、B.S.I 値▲ 7.1と平成11年1〜3月期(B.S.I 値▲19.3) から12.2ポイント改善したものの、前回調査の見通し(B.S.I値▲2.3 ) が下方修正される結果となった。 今後の見通しでは、7〜9月期がB.S.I 値▲1.9 と依然マイナス局面だが、10〜12月期はB.S.I 値10.8とプラスに転じている。 平成11年4〜6月期の国内景気の総合判断を規模別で見ると、大企業はB.S.I.値▲ 3.1( 前回B.S.I 値▲13.3) 、中小企業はB.S.I.値▲10.5( 前回B.S.I 値▲24.8 ) と、規模を問わず改善している。業種別には小売業B.S.I.値▲13.8のマイナス幅が目立つ。 |
自社業況 | ||
平成11年4〜6月期の自社業況の総合判断については、B.S.I.値▲15.6(平成11年1〜3月期B.S.I.値▲18.5)と、10期連続の「下降」超過局面 となったが、マイナス幅は小さくなっている。ただ、前回調査の見通し(B.S.I.値▲ 8.6)は下回った。今後の見通しについては、7〜9月期はB.S.I.値▲7.4 と依然水面 下にあるが、10〜12月期にはB.S.I.値 2.7とプラスに転じている。 また自社業況を規模別で見ると、4〜6月期は、大企業でB.S.I.値▲10.6( 前回B.S.I.値▲11.4)、中小企業はB.S.I.値▲19.8( 前回B.S.I.値▲25.2) と、規模を問わず改善している。今後の見通しでは、大企業は7〜9月期からB.S.I.値0.9 とプラスに転じ、10〜12月期にはB.S.I.値6.7 となっている。中小企業は、7〜9月期B.S.I.値▲14.4、10〜12月期B.S.I.値▲0.8 と引き続き水面下の見通し。 |
経営上の問題点 | ||
当面の経営上の問題点は、「受注・売上不振」をあげるものが80.5%に達し、第 1位を占めた。最近1年の間に行った調査での「受注・売上不振」をあげる企業の推移をみると、平成10年9月調査85.2%→12月調査83.5%→平成11年3月調査84.9%→今回80.5%と、80%台に高止まりしている。 ついで第2位「過当競争」(48.5%)、第3位「製(商)品安、請負価格安」(43.5%)、第4位 「人件費負担増」23.7%)、第5位「マ−ケティング力不足」(10.8 %) と続いている。1位 〜4位までの順位は最近1年間変わらなかったが、「マ−ケティング力不足」(前回は8.3 %で7位)をあげる企業が増えたのは今回の一つの特徴。規模別でみると、大企業は第1位 に「受注・売上不振」(76.9%)。第2位に「過当競争」(51.3%) 、第3位「製・商品価格安」(47.6%) となった。 中小企業も第1位に「受注・売上不振」(83.5%) 、第2位に「過当競争」(46.1%) 、第3位「製・商品価格安」(40.5%) となっている。現状は、規模を問わずどの企業も経営上の大きな問題は同じといえる。 |
自社業況の各項目の動向(まとめ) |
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2003.4.1更新 |