設備投資及び資金需要に関する調査 (平成13年3月) |
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大阪商工会議所、(社)関西経済連合会、(社)大阪工業会では、会員企業経営者が景気・企業経営動向について平成13年1〜3月期の実績見込み、ならびに平成13年4〜6月期、7〜9月期をどのように見通しているかを把握するため、第1回経営・経済動向調査を実施した。また附帯調査として「設備投資及び資金需要に関する調査」を実施した。 |
調査の概要 | ||||||||||||||||||||||||||
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調査結果の概要 | ||
1.第1回経営・経済動向調査
[国 内 景 気] 会員企業経営者に国内景気について尋ねたところ、平成13年1〜3月期は前期に比べ「下降」とみる者の割合が60.7%、「上昇」とみる者が4.2%となりB.S.I値(「上昇」回答割合―「下降」回答割合)は▲56.4となり、景気停滞を指摘する者が多い。今後の見通しでは、平成13年4〜6月期がB.S.I値▲33.1、同7〜9月期はB.S.I値▲9.8と引き続き「下降」超過局面となっている。
平成13年1〜3月期の自社業況の総合判断については国内景気判断ほどの停滞感はないものの、前期に比べ「上昇」とみる者の割合が17.7%、「下降」とみる者の割合が39.3%となりB.S.I値は▲21.6となった。今後の見通しについては、平成13年4〜6月期にB.S.I値が▲17.7となり、同7〜9月期にはB.S.I値▲0.9にまでマイナス幅が縮小している。 2.設備投資及び資金需要に関する調査 【平成13年度の設備投資計画について】 平成13年度の設備投資計画について尋ねたところ、「平成12年度実績とほぼ同額で実施する」が28.3%、「平成12年度実績より増額して実施する」が19.4%となり、両者を合わせると半数弱(47.7%)が12年度並みないしそれを上回る投資を予定している。その一方で、「平成12年度実績より減額して実施する」(19.2%)、「平成13年度は実施しない」(15.0%)を合わせると34.2%になり、さらに「現段階では未定」との回答も16.0%あるなど、企業によってバラつきがみられる。【設備投資の目的について】 平成13年度に設備投資を実施する企業にその目的を尋ねたところ(複数回答)、「維持・補修」が47.8%、「老朽施設等の更新」が44.2%、「情報化投資への対応」が42.9%、「合理化・省力化」が42.4%、「能力増強」が39.6%となっている。【資金需要について】 現在の資金需要について尋ねたところ(金融・保険業を除く)、「内部資金で間に合っており、外部からの調達が必要なほど資金需要はない」が29.6%、「金利や貸出態度の影響ではなく、景気不透明感により経営に積極的になれず資金需要はない」が19.0%、「設備投資等が一巡し、特段資金需要はない」が6.7%となっており、これら合計55.3%の企業が外部から積極的に借入れるほどの資金需要はないと回答している。また、「資金需要はあるが特に困った点はない」が32.8%となっており、現状では全体の約9割の企業において、資金需要に伴う問題は生じていない。一方、「設備投資資金や運転資金が必要だが金融機関の貸出態度が厳しいため借入れられない」が7.7%、「設備投資資金や運転資金が必要だが現状の金利が高いため借入れられない」が0.3%と資金手当てに問題を感じている企業は1割弱に止まっている。 |
2003.4.1更新 |