今すぐ食べたい!食の都・大阪スタイルなお店

ラ・ギャロワーズ オーナーシェフ  武 直樹 氏

泉南の老舗イタリアン「ポモドーロ」のシェフとして活躍。その後に地産地消をテーマにしたカウンタースタイルの店「ラ・ギャロワーズ」を2005年現在地に開く。泉州イタリアンとして人気を集めている。

住所: 大阪市西区新町1-23-2 休み:月(月が祝日の場合は営業し、
    その翌日の火が休み)
電話: 06‐6532‐5603 HP:
営業:11:30~14:30  18:00~22:00 備考:

大阪にこだわるイタリアンでありたい

イタリアンは地域との関わりが何よりも大切です。「ラ・ギャロワーズ」では、地元大阪とりわけ泉州にこだわるイタリアンを提供したいと思っています。それには大阪の食材が不可欠です。現在は泉州の篤農家数件に契約栽培的に作っていただいており、お店でお出しする野菜の殆どは泉州を中心とする地元産です。  しかし、今、大阪の篤農家が減少している点を危惧しています。1件の飲食店だけで農家を支えていくことはできません。行政を含めオール大阪で大阪の「農」を守っていく必要があると感じています。

“作り手”の「見える化」、“素材”の「分かる化」

私の店では“作り手”の顔や個性といったものが“食べ手”に見えるようにしていきたいと思っています。店舗の設計もそうしたことを意識してカウンタースタイルにしています。これにより、お客様は厨房を見渡せ、調理過程をご覧いただけます。また、食材の“作り手”である農家のことや、素材が持っている特長なども“食べ手”に分かっていただけるよう心掛けています。素材の特徴を生かしながらも、カウンター越しのお客様とのコミュニケーションを通じて、お客様の嗜好や要望も汲み取り、私なりの味や技術を付加していきます。

「美味しくて安い」こそ大阪らしさ!

値段が高くて美味しいのは当たり前のこと。美味しくてしかも適正価格でご提供するかが大阪的であるわけです。こうしたことは、料理人自身が食材の調達にまで関与しなくては実現できないかもしれませんが、少なくとも、商売ばかりに走っていてはできないことだと思います。店によって価格帯は異なるでしょうが、目指すところは同じ。こうした料理人が集まってひとつになれば、大阪の料理はさらによくなると思います。

日本料理に学び更なる深化を目指す

日本料理の世界では季節感や風習などを巧みに料理に採り入れますが、イタリアンでもこうした要素を積極的に採り入れ、ストーリー性を出していきたいと努めています。また、日本料理の分野で発祥し発展してきた割烹や、古くからある大阪の割烹店などからもインスピレーションを得て、日本的な要素とイタリア的な要素をミックスし、自分自身のイタリアンを更に深めていきたいと思っています。

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