夜の大阪 観光情報 体験レポート

大阪水上バス「ひまわりディナークルーズ」で眺める橋のライトアップ

大阪での長時間のショッピングと観光に疲れたら、フランス料理とピアノの生演奏はいかがですか?グルメ・ミュージック船「ひまわり」なら、楽しかった大阪観光を、ベストな状態で締めくくることできます。

大阪には夜ロマンティックにライトアップされた川沿いを進むクルーズ船がいくつかありますが、ひまわりクルーズは、大阪の主要な川をクルーズしながら、料理と生演奏を両方楽しめる数少ないクルーズ船の1つです。
ひまわりクルーズは、帝国ホテルの川沿いにあるOAP(大阪アメニティパーク)港から出港し、同じ港に戻ります。1日に3回クルーズが運航されていて、ランチ(11:30から12:50まで)、アフタヌーン・ティー(15:30から16:20まで)、そしてディナー(19:00から20:30まで)の3種類です。私は2012年12月に90分間のディナークルーズに乗船しましたところ、忘れられない体験をすることができました。

クルーズは18:45に乗船を開始し、19:00ちょうどに出港します。キャプテンとクルーはかっこいい白い制服で出迎えてくれました。
内装はネオ・クラシック様式でエレガントな雰囲気です。船内には10テーブルあり、少なくとも40人くらいは座れそうです。ミニバーではカクテルを提供しています。バーの正面ではピアニストがモーツァルトを弾いていました。席に案内されると、ウェイトレスが魅力的なドリンクを紹介している、スペシャル・ドリンク・メニューリストを渡してくれました。

ひまわりクルーズの料理は帝国ホテルの有名シェフがつくります。最初はオードブルで、ズワイガニと海老のムースケーキです。船はまず東を向いて運航を開始し、桜ノ宮橋、川崎橋をくぐり、平野川に入ります。ディナークルーズではライトアップされた合計11の橋をくぐります。
次の料理は熱々で、風味豊かな、透明コンソメスープです。

最初のメインディッシュである金目鯛とホタテ貝のポワレは完璧な状態で調理されていて、ユズのブールマニエソースとともに提供されます。次のメインディッシュは牛フィレ肉と冬野菜のマデイラソースでした。牛肉は柔らかく、風味豊かな濃いソースが味を引き立てます。牛肉を味わっていると、船は方向転換し、土佐堀川に入ると雄大な大阪城が視界に入ってきました。2つ目のメインディッシュを食べ終わるころには、船が2回目の方向転換を行い、赤レンガでつくられたネオ・ルネッサンス様式の大阪市中央公会堂がイルミネーションで彩られている様子を眺めることができました。
この日のデザートはキンカンとオレンジのソースをかけたミルクチョコレートのムースでした。ムースは甘く、濃く、美しく飾られていました。デザートが提供されると、クルーたちが乗客に、上部のオープンデッキに出て、夜景を眺められるよう促してくれました。心のこもった料理のあとのすばらしい体験でした。さらに橋の下をくぐるとき、間近でその構造を見ることができ、私にとってひまわりクルーズのもう1つのハイライトになりました。

大阪の夜の過ごし方として、ひまわりクルーズは最適です。料理や美しい音楽、魅惑的な大阪の夜景を楽しむことができて、五感が刺激されます。大阪に行くなら、最も有名な川の1つからその町を眺めることははずせません。

詳しい情報や乗船予約は06-6942-6699までお電話ください。ひまわりクルーズはオフシーズンの月曜日や1月上旬から2月までは運航されません。OAP港はJR線桜ノ宮駅西口から徒歩8分、もしくは地下鉄谷町線か堺筋線の南森町駅から徒歩10分です。

ジェニー・ガン & バリー・ルイ