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Osaka 光のルネサンスと御堂筋イルミネーション

毎年12月になると、大阪市中心部で光の祭典が行われます。JR大阪駅や難波、心斎橋からも歩いていける「OSAKA光のルネサンス」に、特別な人や同僚、友人をぜひ連れていってみてください。「Hikari」とは光、きらきら光る、きらめくなどといった意味ですが、「OSAKA光のルネサンス」に行けば、まさにあふれる「光」を見ることができます。
2012年に「OSAKA光のルネサンス」は10周年を迎え、約350万人が来場しました。「光輝く水のかなたに」をテーマに、中之島公園は明るい青と白の光の海になりました。バンドウイルカたちが、まるで色とりどりの光の花を飛び越えるかのようです。海をテーマにしたディスプレイや、かわいいキャラクター達、様々な美術作品を見れば、年齢を問わずみな笑顔になってしまいます。色と光の万華鏡に覆われた、1920年代のレトロなデザインの大阪市中央公会堂や大阪府立中之島図書館は、ディズニーランドのエレクトリカル・パレードの出し物のようです。
中之島と市役所のエリアから、人波にそって御堂筋に垂直に流れる川を越えて歩けば、「御堂筋イルミネーション」と名付けられた眩い光の流れに行き着きます。「御堂筋」は南北を通る大阪のメインストリートです。
地下鉄「淀屋橋」駅から「心斎橋」駅まで2キロに伸びるこの御堂筋ルートは、単独では日本一長いイルミネーションです。低木にとりつけられた白いLED照明が、降り積もった雪のように見えます。普段は退屈なオフィスビルが白、赤、橙色、黄色、ピンクに彩られています。難波神社の史跡の石の鳥居までもが青に輝いています。

どちらのコースを歩いても、友達や恋人と記念写真をとる場所がたくさんあります。Osaka光のルネサンスでは約150万個のLED照明が使われています。
歩いてお腹がすいたとしても、絶望しないでください。中之島公園には地元と国際色豊かな食べ物や飲み物を、手頃な料金で販売する屋台が、2つのエリアに分かれて設置されています。たこ焼き、お好み焼き、焼きそばなど地元大阪の食べ物から、上海式の肉団子、フランスのオニオンスープ、ブラジルのシュラスコ、トルコのケバブ、ドイツのソーセージ、他のエスニック料理まで、好きなものを選ぶことができます。運がよければ、ジャグリングや炎を飲み込む、大道芸人のパフォーマンスを見ることもできます。無料・有料の工芸ワークショップやクラシックのコンサートも、イベント期間中に催されます。

Osaka光のルネサンスと御堂筋イルミネーションは、日本の「光と水」の都である大阪の象徴的なイベントです。好奇心旺盛なこどもから、様々なハート型のイルミネーションの前でいちいち写真を撮る若いカップルまで、このぜいたくな光のディスプレイは、12月に大阪を訪れるなら、はずせないイベントであることは間違いありません。

光のルネサンスは中之島の大阪市中央公会堂周辺で、12月14日の夕刻にはじまり、クリスマスの日の17:00から22:00に開催されます。御堂筋は12月14日から1月20日までの17:00から23:00にライトアップが行われます。最寄駅は御堂筋線の淀屋橋駅で、梅田駅もしくはJR大阪駅から1駅です。混雑するのでご注意ください。点灯の17:00少し前に到着するか、人がまばらになる遅めの時間に訪れるのがよいでしょう。

By ジェニー・ガン & バリー・ルイ