2017年03月25日 16:53

道修町の企業家たちの結束力

皆さん、こんにちは!
なかなか冬のコートが手放せないあお吉です。

さて、3月3日のブログでご紹介した、くすりの道修町資料館・深澤恒夫館長の
講演会を23日(木)に開催しました!

道修町講演会.jpg

講演会では、船場、道修町の歴史からくすりの町で活躍した企業家たちの活躍
までをお話いただき、あお吉は、くすりの町で活躍した企業家たちの結束力の
強さを改めて知ることができました。

あお吉にとって特に印象的だったのは、明治以降、政府が西洋医学を奨励する
ようになり、薬も和漢薬から洋薬に変化し、薬種商たちが大きな転機を迎えた
時のことです。

取り扱ったことのない洋薬の製造となると個人ではとても太刀打ちできません。
そんな時、道修町の企業家たちは協力して、オール大阪の「大阪製薬株式会社」
を設立。さらに、東京の「大日本製薬会社」を合併し、オールジャパンの「大
日本製薬株式会社」を設立。まさに結束して時代の大きな変化を乗り越えてい
きました。

この結束力は、現在にも生き続けています。そのひとつが「道修町ミュージア
ムストリート」だと思います。

現在も道修町には製薬会社が集積しているのはもちろん、徒歩5分圏内に「く
すりの道修町資料館」をはじめとし、「杏雨書屋」、「大日本住友製薬展示
Gallery」、「田辺三菱製薬史料館」、「塩野義製薬本社展示コーナー」と
いった5つの施設ずらりとならび、連携して地域を盛り上げています。

これからのウォーキングに最適な季節、それぞれの施設を訪ね、今と昔
の企業家たちの結束力に触れていただくのはいかがでしょうか。そして、大阪
企業家ミュージアムにもお越しいただくと、製薬の分野で活躍した企業家はも
ちろん、道修町で丁稚奉公していた企業家、あるいは、薬種化学から食品へと
展開した企業家など、道修町にゆかりのある企業家の企業家精神に触れていた
だくことができます。

ぜひ、「道修町ミュージアムストリート」と大阪企業家ミュージアムをあわせ
てご見学いただければと思います。皆様のご来館をお待ちしています!

投稿者 museum | 2017年03月25日 16:53