2017年02月12日 10:33

老舗から学んだ"信用"と"誠実さ"

皆さん、こんにちは!2月に入ると、ぐぐっと寒くなるのは例年のことながら、
ここ数日の寒さには閉口しているあお吉です。

三寒四温の四温はどこへいってしまったのでしょうか。とはいえ、木々は確実に
春を感じているようで、日当たりの良い場所では梅の花が満開。寒さの中でも、
ほっとします。

季節のように、企業活動も、厳しい時もあれば、ほっと一息つく時、新しい事業
が一気に花開く時がある。様々な点が線となって継続されていくのが企業経営な
のだろうなと、あお吉はつい最近強く感じました。

「あのお店は洋食の老舗でオムライスが美味しいよ!」など、老舗(しにせ)と
いう言葉は、日常生活でもよく使いますが、企業経営を見る時、一般的には、創
業後100年を超えて継続している企業を指します。

大阪企業家ミュージアムでは、1月25日、2月1日、8日の3回にわたり、老
舗講演会を開催しました。10年間で約1,000社を訪問して来られた
老舗ジャーナリストの前川洋一郎先生に解説いただき、変貌を遂げながら企業経
営を100年以上継続してこられた3社の老舗企業経営者の方々からお話を伺い
ました。

幾度となく寒波に見舞われ、それを乗り越えて"春"を感じる。エネルギーを蓄え
、新しい開花の時を待つ。そうした状況を経験して来られた老舗の底力を感じると
ともに、お三方のお話を伺って、あお吉が気づいた3社の共通点は、「信用」
と「堅実経営」でした。永続の秘訣はそれぞれにお持ちですが、いずれの企業も
大切にされているのが、長い歴史の中で培われてきた「信用」であり、浮利は追わ
ない「堅実経営」でした。

「信用は、一度無くすと大変なことになる」「信用は無形の財産である」そんな
言葉をさらっとお話になるお三方のもう一つの共通点は、参加者からの一問一問
に真摯に回答される様子でした。すべての質問に対して誠実におこたえになるお
姿に、あお吉は心を打たれました。

今回の老舗講演会は、たくさんの皆さまにお申し込みをいただいたため、ご参加
いただけなかった方々もいらっしゃいます。ミュージアムでは、今活躍する企業
家の方々からお話を聞く講演会を今後も開催してまいります!またの機会にぜひ
お申し込み、ご参加いただければと思います。

投稿者 museum | 2017年02月12日 10:33