2016年11月25日 20:07

アサヒビール・鳥井駒吉さんの「ゆかりの品」追加です!!

こんにちは、あか吉です。

東京都心では11月としては54年ぶりに初雪を観測したなど、紅葉の季節が吹っ飛ぶほどの寒さですが、皆さま風邪などひかれておられないでしょうか?

あか吉はただでさえ猫背(猫ですから・・・(笑))なのに、この寒さでより一層背中が丸くなってきています(大笑)。

 

さて、12月を目前に控え、大阪市内のデパートではお歳暮商戦まっさかり。最近では残暑が続く10月にはお歳暮商品満載のカタログが配られ、まだまだ今年のままでいたいのに(笑)、年末、そして来年へと気持ちばかりが焦ってしまいます。

 

お歳暮の由来は新年に神様にお供えする品物を暮れに本家に納めたことなどによると言われています。江戸時代から始まったとされていますが、今ではまさしく言葉のとおり「歳(とし)」の「暮(くれ)」に1年間お世話になった方々に感謝の意を表する恒例行事となっています。

 

あか吉が頂戴して嬉しいお歳暮は「ビール!」です(催促しているわけではありません(笑))。普段発泡酒を愛飲しているあか吉にとって、各社が競ってお歳暮商品として出している限定ビールはまさしく垂涎の的。普段店頭では見れないようなゴージャスなラベルを眺めながら、暖かい部屋でギンギンに冷やしたビールをいただくのは至福のひと時であります。

 

さて、このたび展示企業のアサヒビールさんのゆかりの品を追加していただきました。明治から大正時代、大日本麦酒時代に贈答用ビールに使われていた「丸函」(まるばこ)です。

 

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 当時のビールは缶ではなくてビンビール。運搬には松材の函(はこ)が使われ、ビンがぶつかって割れないように一本ずつ藁苞(わらつと)に包んで48本をひと箱に入れて出荷していたそうです。展示しているのは、贈答用の半ダース(6本)入りの化粧函。しっかりした木箱の蓋には「波と朝日」のマークが刻まれており、純国産を標榜し「日出ずる国に生まれたビール」を世に出そうとした創業者・鳥井駒吉さんの熱い思いが伝わってきます。

 

今は手軽に飲めるビールですが、ひとビンひとビン大切に包まれ届けられていたころに思いを馳せながら頂くと、より一層味わい深いものになります。

 創業者たちの思いがこもったゆかりの品。ぜひご見学にお越しください。お待ちしております!

投稿者 museum | 2016年11月25日 20:07