2016年07月22日 12:16

「五代特設コーナー」に超有名人の書簡、展示しています

こんにちは。りょく吉です。皆さん、いかがお過ごしですか。

今週の月曜日、西日本は梅雨明けです。梅雨が明ければ本格的な夏。これから毎日、太陽が地肌の見えるりょく吉の頭をじりじり照りつけますから、りょく吉にとって帽子は夏の必需アイテム。「『熱中症』で救急搬送」というニュースもよく目にしますので、皆さんも「熱中症」にならないよう、万全な対策でお元気にお過ごしください。

 

さて、昨年のNHK連続テレビ小説「あさがきた」で五代友厚が有名となって以来、ミュージアムには五代について学ぼうと来館される方も多く、その方々の参考となるよう今年3月から特別展示エリア内に「五代友厚特設コーナー」を設置しています。そして五代の一生をコンパクトにまとめた絵画パネルや大阪赴任時の辞令類、ゆかりの地マップなどを展示しています。

 

6月からは大阪商法会議所草創期の規約や議事録、議員名簿などを追加し、展示の充実を図ってきましたが、7月23日よりは何と!明治期の超有名な人物4人から五代に宛てた書簡を新たに展示することになりました(パチパチ)。

 

五代が大阪商工会議所の初代会頭であったことから、大阪商工会議所では五代にかかる書簡や文書類を所蔵しており、特に書簡については五代の幅広い交友関係を物語るかのように、明治期を代表する政治家や経済人、教育者の筆になるものが数多く残っています。今回はその中から岩倉具視、大隈重信、木戸孝允、福沢諭吉の書簡を選んでの展示です。

 

このうち、大隈、木戸の書簡については、これまでも展示したことがありますが、岩倉、福沢両氏は今回が初めての展示。岩倉の書簡は「地租米納論」に対する岩倉の考えを示したもので、非常に達筆です。また、福沢の書簡は塾生が新聞社に入社するに際し、指導を依頼したもので、岩倉とは異なり力強い字体で書かれています。2人の字体の対照も興味深いところですから、ぜひ、来館のうえ実物をご覧になってください(写真は福沢諭吉の書簡)。

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なお、今年11月に実施の「大阪検定」のテーマは「大阪の恩人・五代友厚」です。ミュージアムには五代に関する書籍も多数ありますから、特に受験される方はご来館ください。ここで学べば、合格、間違いなしです!

投稿者 museum | 2016年07月22日 12:16