2016年05月24日 12:52

「講座・企業家学」、来週から開講です!

こんにちは、りょく吉です。皆さん、いかがお過ごしですか。

まずは、りょく吉の家庭菜園の紹介です。5月、菜園ではいろんな野菜が順調に育っています。その中で今回ご紹介するのは「空豆」。空豆は名前の通り空に向かって実ります。菜園では大粒種の「一寸豆」を栽培しており、写真のとおり、結構大きなさやが実るのですが、店頭で売っているような3粒入りはなかなかできず、1粒入りばかり目立ちます(トホホ・・・ 写真は5月19日撮影)。

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たいていの作物が下に向いて実る中、「空豆だけが何で上を向いて実るのだろう」と不思議に思う一方、さやを空に向けて育つ姿を見ると、空豆は「一生懸命、天に向かって大きくなっているんだよ」と言っているような気がします。そういえば、ミュージアムの展示企業家も皆、幾多の困難があっても常に上向き思考で乗り越え、新製品づくりに挑戦されています。「上向き」――人間、いつの時代でも、どんな場面にあっても大事な姿勢ですね。

 

空豆の話が長くなりましたが、ミュージアムでは6月4日(土)から「講座・企業家学」が始まります。この講座は企業家活動を総合的・学際的に研究する学会「企業家研究フォーラム」と連携し開催するもので、企業家たちがいかに今日の基盤と繁栄を築いてきたかを、企業家研究フォーラムの先生方が解説する少々アカデミックな講座です。2013年度から毎年、6月と11月に各々5回シリーズで開催し、これまで「食品」「家電」「流通」「鉄道」「豪商」などをテーマに取り上げ、いずれも好評を博してきました。

 

そして、今年、6月講座で取り上げるテーマは「国境をこえる欧州企業家」です。ドイツのフォルクスワーゲンやスウェーデンのIKEAなどグローバルに事業展開する欧州の代表的な企業家のほか、イタリア・コモのファッション産業、スイスの時計産業といった伝統産業の企業家の活動・事績などを中心に考察します。

 

手前味噌ですが、欧州の企業家について専門的に体系立てて聞けるこのような機会は、「企業家研究フォーラム」の事務局を担っているミュージアムならではのものと自負しています。満席になり次第締め切りますので、欧州の企業や企業家研究に関心のある方は至急お問い合わせ、お申し込みください。多く方のご参加をお待ちしています! http://www.osaka.cci.or.jp/event/seminar/201603/D25160604011.html

投稿者 museum | 2016年05月24日 12:52