2016年01月29日 16:47

まだまだ続くよ!? 五代さまブーム

 新しい年が明けてはや1カ月。こんにちは!もも吉です。

 さて、先週は突然やって来た強力な冬将軍が、沖縄にも雪を降らせたとか。ようやく各地のスキー場も滑走可能になりましたね。もも吉は家族でスキー旅行に行きたいなーと計画を練っています。

 

 さて、寒さが増すなか一段とホットな話題を提供しているのが五代友厚ブーム。NHK連続テレビ小説「あさが来た」で大ブレークした五代さんは、先週惜しまれながらも劇中で死を迎えました。が、当ミュージアムの「特別展示 大阪の恩人・五代友厚」を見るために足を運んでくださるお客様は今も絶えず、さながら「五代詣で」の様相です。

 

 当ミュージアムではこの千載一遇のチャンスをさらに生かすべく、2月2日(火)~13日(土)より株式会社大阪取引所との共催で「大阪の恩人・五代友厚スタンプラリー」を開催することになりました!大阪取引所のOSEギャラリーと当ミュージアムの2カ所でスタンプを集めていただいた方には、各施設先着1,000名様限定で「五代友厚オリジナルクリアファイル」(写真)をプレゼント!

 さらに、2月6日(土)~13日(土)は五代さんの誕生日(2月12日)を記念して「五代友厚生誕記念無料ウィーク」も実施します。2月に入ってもまだまだ「五代さま祭」が続きますよ!五代さまファンの皆さん、奮ってご参加くださいね!!

 

※スタンプラリーの詳細ご案内(台紙も兼用)↓

  http://www.osaka.cci.or.jp/event/seminar/201601/D25160202019.html

投稿者 museum | 16:47

2016年01月23日 15:22

くすりの町・おおさかを知る、企業家を知る!~2月17日講演会開催!

こんにちは!口を開けば「さぶっ!」とつぶやいているあお吉です。

一気に寒さが厳しくなってきましたが、この寒さにも関わらす、大阪企業家ミュージアムには連日たくさんのお客様にお越しいただいており、本当にありがとうございます!

 

NHK連続テレビ小説「あさが来た」のヒロイン"あさ"のモデルとなった広岡浅子さんのゆかりの地めぐり、"あさ"のビジネスの師として登場していた五代友厚の銅像めぐり等々、来館される方々が様々なまち歩きをしておられるのを知って、あお吉は、びっくりぽん!

 

そこで、寒さにめっぽう弱いあお吉も、まち歩きをしてみました。目指すは道修町!

「あさが来た」と全く関係ないやん!と突っ込みがきそうですが、北浜の大阪取引所の前にある五代友厚の銅像をしっかり目に焼き付けてから、土佐堀通りを東へ淀屋橋まで歩いて、御堂筋を南下。今橋、高麗橋、伏見町、そしていよいよ道修町。道修町3丁目から2丁目、西へ向かって堺筋まで歩いてみました。

 

道修町といえば、"くすりの町"。江戸時代から薬種商が軒を連ねていた地域で、今、大阪企業家ミュージアムで展示中の明治39年の大阪市街地精密地圖(複製)でも、その様が見て取れますし、常設展示エリアでは、「"バイオのメッカ"大阪の基礎づくりを担った先覚者たち」というコーナーで武田長兵衛(5代)、田邊五兵衞(12代)、塩野義三郎(初代)、藤澤友吉(初代)といった企業家をご紹介しています。

 

さて、現在の道修町はどうか?歩き始めてまず目にとまったのがこちら。

大阪薬科大学発祥の地の碑がありました。塩野義製薬の敷地内です。

ブログ大阪薬科大学発祥の地.jpg(大阪薬科大学発祥の地の碑)

ブログ塩野義製薬ビル.jpg(塩野義製薬のビル。左端に見えるのが、上の写真の碑)

そして、こちらは、田辺三菱製薬です。この本社ビル内に田辺三菱製薬史料館があります。(見学には予約が必要)

ブログ田辺三菱製薬史料館.jpg(上の階に見えているのが史料館)

ブログ田辺三菱製薬ビル.jpg(田辺三菱製薬のビル)

こちらは、武田薬品工業関連の財団が運営する資料館です。一般の方向けの展示もされていました。

ブログ杏雨書屋.jpg(資料館の看板)

ブログ杏雨書屋建物.jpg(資料館の入り口)

そして、中国と日本のくすりの神様が祀られている少彦名神社に到着。

ブログ神農さん小.jpg(社務所ビルと少彦名神社。右側奥に進むと拝殿がある)

社務所ビルの3階には、「くすりの道修町資料館」があり、道修町に関する情報がギュッと詰まっていました。

 

途中、各種漢方の標本等をショーウインドウに展示している会社などもあり、和漢薬の問屋から洋薬のメーカーに転身した軌跡や道修町に息づく企業家達のフロンティア精神に触れるまち歩きでした!

まち歩きの他に、おおさかを知り、企業家達のフロンティア精神に触れる方法があります!

それは大阪企業家ミュージアムの各種講演会です!

【講演会情報!】

2月17日(水)に大阪企業家ミュージアム講演会を開催します。今回のテーマは、

「田邊屋から田辺製薬へ、そして未来へ~12-14代五兵衞が繋いだフロンティア精神を礎に~」。

日本の製薬メーカーで、最も古い歴史を持つ田辺三菱製薬のご担当者からお話を伺います。ぜひ、ご参加下さい!

お申込み方法など詳しくはこちらをご覧ください↓

http://www.osaka.cci.or.jp/event/seminar/201512/D25160217013.html

投稿者 museum | 15:22

2016年01月15日 08:29

五代さんは永遠です!

こんにちは、あか吉です。

成人の日も終わり、御屠蘇気分もすっかりなくなってしまいましたが、皆さんお元気にお過ごしでしょうか?

 

1月5日のりょく吉のブログにありましたように、NHK「あさが来た」のイケメン五代さん特需(笑)で、毎日、たくさんのお客様にご来館いただいております。

昨年の今頃は想定もしていなかった五代さんブームの到来です(嬉涙)。

 

さて、先週1月7日にNHK大阪放送局の新春会見があり、その席で「五代さんが1月22日の放送で亡くなります」という発表があったそうです。

ネット情報では、その発表後、「五代さんを死なせないでぇ~」というような「五代ロス現象」なるものが生じているそうです。

 

あか吉も毎日素敵な五代さんに会うことを楽しみにしていた一人なので、淋しさと感謝で胸がいっぱいになり(少し大袈裟ですが...)、先日、五代さんのお墓に参り、これまでのご報告と御礼を申し上げてきました。

 

五代さんのお墓は大阪の阿倍野墓地にあります。

(大阪商工会議所のHPでご紹介しています↓)

http://www.osaka.cci.or.jp/Shoukai/Rekishi/godai.html

 

とても広い霊園で、その中でもひときわ広い一画が五代さんのお墓でした。五代さんブームの関係か、あか吉以外にも数名お参りに来られていました。

 ohaka.jpg

 墓地の区画内にはいくつもの石灯籠が建っており、後ろに回って献上者のお名前をみてみると、五代さんと同じ時代を生き、明治28年から大阪商工会議所第7代会頭を務められた土居通夫さんや、五代さんとともに英国留学に通訳として同行した堀孝之さんの名前がありました。

また、お墓の前にある鳥居には「明治19年8月建立」「弘成館(五代さんが組織した鉱山の管理事務所)役員中」と彫られており、まさに五代さんが生きた時代にタイムスリップしたような気になりました。

 

さらに、同区画内には今から約30年前の昭和60年に大阪商工会議所が建立した「五代友厚顕彰之碑」があり、企業家ミュージアム館長の宮本又郎大阪大学名誉教授のご尊父で『五代友厚伝』を昭和56年に著された宮本又次大阪大学名誉教授のお名前がありました(下の写真の左下にお名前がありました。分かり難くて申し訳ありません・・・)。

 石碑L1010521 (1).jpg

 

 企業家ミュージアムの特別展示「大阪の恩人・五代友厚」は2月13日で終了しますが、常設展示のトップバッターが五代友厚さんであることに変わりはありません。

ドラマに五代さんが登場されなくなり、ミュージアムの特別展示が終了しても、企業家ミュージアムに来ていただければ、五代さんに会えます(胸像は引き続き展示しています!)。

 今回のドラマで五代さんのことを知ってくださった皆さん!ぜひ企業家ミュージアムでもっと深く五代さんのことを知ってください。ご来館をお待ちしています。

投稿者 museum | 08:29

2016年01月08日 14:06

企業家ミュージアム★メールマガジン★ 第69号

>>2016年1月7日(木)発行<<

新年おめでとうございます。
本年もご愛読くださいますよう、よろしくお願いします。

さて、今回の「企業家ミュージアム メールマガジン」は、毎日新聞月曜日夕刊
に2012年4月9日から2014年1月27日まで掲載していた、企業家の名
言や座右の銘をコンパクトにまとめた『大阪の道標』の第31回です。
ミュージアムで紹介している企業家たちの珠玉の名言、座右の銘をお楽しみください!
 
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 ★今月の名言!(第31回)★

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  燃料報国

  
    山岡孫吉(やまおかまごきち)ヤンマー創業者(1888~1962)
   
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山岡孫吉は1888(明治21)年、10人兄弟の六男として滋賀県の農村に生ま
れた。15歳で大阪に出た孫吉はメリヤス店、木綿問屋など奉公先を変え、
1905(同38)年、大阪瓦斯(現大阪ガス)に就職、ガスエンジンの知識を身に
つけた。これが生涯情熱を傾けたエンジンとの出合いであった。07年、ガス器具
の修理販売をする「山岡瓦斯商会」、12年にはガス発動機を扱う「山岡発動機工
作所」を設立。ガス発動機は電力事情の悪い地方で貴重な動力源として歓迎された。
第一次世界大戦後は、石油発動機に着目。20(大正9)年、農業用として籾摺り
用立形石油発動機の開発に成功、農作業の負担軽減に貢献した。

1932(昭和7)年、ドイツ・ライプチヒの見本市で大型ディーゼルエンジンを見
た孫吉は、石油発動機に比べると失火が少なく、安価な重油を燃料とするディーゼ
ルエンジンの魅力に取りつかれた。他社が成しえなかったディーゼルエンジンの小
型化を決意した孫吉は、技術的な困難を乗り越え、33年、世界初の小型ディーゼ
ルエンジンの開発・実用化に成功した。

この成功の背景には、省資源と省力化によって、国、世界、人類へ報恩するという
孫吉の「燃料報国」への強い思いがあった。

                               <毎日新聞 2013年3月11日 夕刊>

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山岡孫吉については、企業家ミュージアム<第2ブロック:幅広い産業分野での独
自技術が基幹産業の発展を支える>サポーティング・インダストリーを生み出した
技術型経営者たちのお一人として展示しています。

 ▼大阪企業家ミュージアムで展示している企業家についてはこちら。
   http://www.kigyoka.jp/exh/ent/index.html

(ご参考)ヤンマー関連施設
     <ヤンマーミュージアム>
      https://www.yanmar.com/jp/museum/facilities/
      滋賀県長浜市三和町6-50

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■編集後記■

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

お天気続きで、とても暖かなお正月でしたね。いかがお過ごしでしたか?
今日は、七草がゆの日。お正月のごちそうで疲れた胃を休ませるという意味が
あるそうです。

ここで、2月の講演会(申込受付中)のお知らせです。
★2月17日(水)に大阪企業家ミュージアム講演会を開催します。
 テーマは、「田邊屋から田辺製薬へ、そして未来へ
        ~12-14代五兵衞が繋いだフロンティア精神を礎に~」
 田辺三菱製薬株式会社 広報CSR担当の乾様からお話を伺います。
 夕刻からの開催です。ぜひ、お申込み下さい。
 お申込み方法等の詳細は、こちらをご覧ください。
 ⇒http://www.osaka.cci.or.jp/event/seminar/201512/D25160217013.html

2016年も、一人でも多くの皆様に企業家について知っていただけるような
展示や講演会を開催してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

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投稿者 museum | 14:06

2016年01月05日 10:27

今年もよろしくお願いします!

みなさま、あけましておめでとうございます。

2016年、新しい年がスタートしました。今年のお正月、皆さんはいかがお過ごしでしたか。大阪は年末から年始にかけて天気にも恵まれ、春のような穏やかな三が日となりました。りょく吉はというと、毎年のことながら家でごろごろの寝正月。それでも、暖かさに誘われて、2日には地元の神社に初詣に行き、二つお願いをしてきました(写真は初詣に行った川西市の鴨神社。たくさんの人が参拝に来ていました)。

P1020331.JPG

その一つは私自身のことで、今年1年の家内安全と無病息災を、二つ目はミュージアムの賑わいと来館者皆さんのご健勝とご多幸です。帰りがけに、今年1年の運勢を占うべく、おみくじを引いたら、何と「大吉」。おみくじに「吉札」が多いことは承知しているのですが、それでもうれしいものです。今年は私にとっても、ミュージアムにとっても、何かいいことありそうで、ウキウキ気分で境内を後にしました。

P1020333.JPG

さて、昨年のミュージアムは「五代さん人気」で大変賑わいました。というのも、昨年8月より没後130年「大阪の恩人・五代友厚」の特別展示を開催していたのですが、9月末から始まったNHKの連続テレビ小説「あさが来た」にイケメン五代友厚が登場していることもあり、10月から急に来館者が増えました。

 

ちなみに一昨年と昨年の10月から12月末まで3か月間の来館者数を比べてみますと、一昨年の来館者数は5,500人でしたが、昨年は7,300人で何と33%も増えているのです。増加は個人での来館増によるもので、実際、10月以降、個人での見学、特に女性グループでの来館が目立つようになりました。今回の展示よって、ミュージアムへの新たな顧客層が開拓できたかなと思っています。ご来館いただいた方々に感謝いたしますとともに、「タイムリーなテーマのものを開催すると、より多くの方に見学いただける」――スタッフ一同、ミュージアムの展示のあり方を改めて実感した次第です。

 

こういった意味から、今年もミュージアムでは常に世の中の動きにアンテナを張り、時宜にあった展示や講演会、セミナー等の企画に一層心がけてまいります。そして、館内では分かりやすい案内をモットーに、「あのミュージアムはとても参考になる」、「また再度、訪れたい」と思っていただけるよう努めますので、お誘いあわせの上、ぜひご来館ください。皆さんのお越しをお待ちしています。今年1年もどうぞよろしくお願い申し上げます!

投稿者 museum | 10:27