2015年12月25日 11:26

ゆく年に感謝し、くる年に期待をこめて

メリークリスマス!!

皆さんは今日一日をどんなふうにお過ごしでしょうか?ご家族や恋人、お友達と、きっと心に残る楽しい時間をお過ごしのことでしょうね!

 

 さて、もも吉のクリスマスは、一足早くやって来ました!!

前回の自己紹介で、もも吉が「フィギュアスケート好き」であるとお話しましたが、特に好きなスケーターは高橋大輔さんです。去る19・20日、高橋さんが座長を務めるアイスショー「クリスマス・オン・アイス2015」が開催され、高鳴る胸を抑えつつ観てきました!!国内外の有名スケーターによる素晴らしいパフォーマンスや、高橋さんの、今まで観たことがないフィギュアスケートの枠を超えるような演技は、もも吉にとってこれ以上ないクリスマスプレゼントになりました。

 

このアイスショーは、門真市にある「東和薬品RACTAB(ラクタブ*)ドーム」で開催されたのですが、この施設、以前は「なみはやドーム」(大阪府立門真スポーツセンター)と呼ばれていたものです。門真市に本社を置く東和薬品株式会社が命名権を取得し、本年10月1日より前述の名称になりました。命名権の契約期間は5年間、契約金額は年額1000万円にのぼるそうで、企業が地域のスポーツ振興を支える一例と言えますね。

    *ラクタブ(RACTAB)とは、水がなくても口の中で溶けて飲みやすい薬を作るために      同社が独自開発した製剤技術(Rapid and Comfortable Tablets)

 

 ところで、当ミュージアムの展示企業家にもスポーツ振興に尽力した人物がいらっしゃいます。総合スポーツ用品メーカーのミズノ株式会社を創業された水野利八さんです。

水野さんは、わが国でようやく近代スポーツが受け入れられつつあった1906年、大阪で創業されました。以来、生活文化としてスポーツの定着・普及に取り組み、さまざまな競技大会を開催するなど、スポーツの裾野を拡大していきました。今では風物詩になっている春・夏の高校野球甲子園大会も、水野さんの発案から始まったのだそうです。

水野利八さんの創業から約110年、同社は「より良いスポーツ品とスポーツの振興を通じて社会に貢献する 」という経営理念を掲げ、日本のスポーツ産業のみならず、世界屈指の総合スポーツ用品メーカーとして国内外から高い評価を受けています。

 

 また、スポーツファッションを広めた株式会社デサントの創業者である石本他家男さんも展示企業家のお一人です。石本さんは第二次大戦後、野球人気が高まると考え、ボールやグローブの製造を開始し、1953年には発売した卵色の野球ユニフォームを大ヒットさせました。その後、スキーやゴルフウェアにも進出。ペンギンマークのマンシングウェアがワンポイントブームを巻き起こすなど、ファッショナブルな「スポーツアパレル」の分野を切り拓いた先駆者です。こうした企業家の尽力により、今日のスポーツ界の隆盛があるのでしょう。

 

今回はもも吉の趣味から端を発したお話でしたが、これで本年最後のブログとなります。

クリスマスが終わればいよいよ年末、大阪企業家ミュージアムでも、仕事納めに向けてラストスパート!残った仕事を片付けて、気分も新たに新年を迎えたいものですね。

この一年、本ブログをご愛読いただいた皆様、ありがとうございました。

どうぞよいお年をお迎えください。来る年も大阪企業家ミュージアムをよろしくお願いいたします!

投稿者 museum | 2015年12月25日 11:26