2015年05月12日 15:18

豊かに実る麦 

こんにちは。りょく吉です。

りょく吉の趣味は家庭菜園。父が遺した小さな畑で季節の野菜や果物、草花を栽培しています。今はエンドウやソラマメなど豆類の収穫とトマト、キュウリといった夏野菜の植え付けの時期で、休日は大忙しです。

 

忙しいと言いながらも家庭菜園に惹かれるのには、そこには「育てる喜び」と「収穫する喜び」があるからです。小苗がすくすくと大きく育つのを見ると、それだけでうれしくなりますし、それに出来のいいものが収穫できれば、これまたうれしいもので、褒めてもらいたさに、迷惑顧みずご近所さんにお分けしています。

 

これから折に触れて、本ブログで自慢(?)の収穫物や栽培の途中経過などを写真で紹介したいと思います。うまく育つかどうか、また、いいアングルで撮れるかどうか自信はありませんが、季節の野菜や果実などから、このブログで四季の移り変わりを感じていただければと思います。

 

そこで今回、第一番目にご紹介するのは「麦」です。初夏の明るい日差しの中、爽やかな風に揺れる青々とした麦の姿がとても好きで、栽培歴は20年以上になります。麦は種を蒔けば、あとはあまり手間のかからないのですが、株の根張りがよくなるよう、また元気に育つよう、早春に「麦踏み」の作業だけは欠かせません。

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ところで、ミュージアムで「麦」といえば、企業家を紹介するミュージアムの「ガイドブック」(定価500円)の表紙イラストに麦の穂が使用されていますが、皆さんご存知でしたか。

「豊かに実る麦。踏まれることでたくましく育つ麦は、どこか企業家に通ずるものがある」―――これはガイドブックの表紙の言葉ですが、この言葉通り、ミュージアムで紹介している企業家105人はいずれも幾多の困難を自らの創意工夫と不屈の精神で乗り越え、偉業を成し遂げた方々ばかりで、館内やガイドブックでその事績を分かりやすくお伝えしています。

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今回のこのブログを機に、街の花屋さんや郊外の畑などで麦を見かけられたら、ミュージアムや企業家を思い起こしてください。特にビジネスパーソンの方で仕事上、行き詰まった時やどうしても乗り越えられない壁にぶちあたった際にはぜひご来館ください。麦のように踏まれても踏まれても、そこから立ち上がった多くの先人企業家がきっと皆さまに困難に立ち向かうヒントと勇気を与えてくれることでしょう。

投稿者 museum | 2015年05月12日 15:18