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2015年04月22日 09:03
企業家ミュージアム★メールマガジン★第54号
>>2015年4月18日(土)発行<<
みなさん、こんにちは。
今回の「企業家ミュージアム メールマガジン」は、毎日新聞月曜日夕刊に2012
年4月9日から2014年1月27日まで掲載していた、企業家の名言や座右の銘を
コンパクトにまとめた『大阪の道標』の第24回です。
ミュージアムで紹介している企業家たちの珠玉の名言、座右の銘をお楽しみください!
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★今月の名言!(第24回)★
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握ったら放すな「きんとま哲学」
井上貞治郎(いのうえていじろう)レンゴー創業者
(1881~1963)
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日本の段ボールの産みの親、三盛舎(現レンゴー)創業者である井上貞治郎は、
1881(明治14)年、兵庫県の農家生まれた。高等小学校卒業後、「商売を覚えて
偉うなる」と14歳で神戸の商家へ丁稚奉公に出たが、物足りなさを感じ1年で店を
出る。以降、洋紙店、中華料理店、銭湯、酒場など段ボールを作り始めるまでの14
年間、転職は三十数回に及び、神戸、横浜、大阪、京都、中国と転々とし、どの仕事
も失敗に終わった。
1909(明治42)年、27歳の井上が中国から帰国した時、その手には10銭銅
貨と古ぼけた毛布しかなかった。その井上が心機一転取り組んだ事業が、厚紙に段を
設け電球などを割れないように包む「なまこ紙」であった。悪戦苦闘を続けた末よう
やく完成した製品は「段ボール」と名付けられ、包装の合理化や改善に役立ち、今で
は荷造り包装の代名詞となって、私たちの生活に深く浸透している。
「きんとま」の「きん」は、お金と鉄のように固い意思を表し、「ま」は間(タイミ
ング、チャンス、商機)と、真心の真を意味する。「きんとま」とは、「お金を握っ
たら絶対に放すな、そして固い意志を持ちながら、商機を逃さず、真心込めて商売を
せよ」という井上貞治郎独自の経営哲学を表している。
<毎日新聞 2012年12月10日 夕刊>
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井上貞治郎については、企業家ミュージアム<第2ブロック:大衆社会の形成
― モノを通じて生活の近代化をもたらす>で、生活を彩る新しい工夫とモノづ
くりに挑んだ挑戦者のお一人として展示しています。
▼大阪企業家ミュージアムで展示している企業家についてはこちら。
http://www.kigyoka.jp/exh/ent/index.html
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■編集後記■
お読みいただき、ありがとうございました。
つい先頃、新年度がスタートしたと思っていたら、そろそろゴールデンウィー
クが気になる時期になりました。早いですね。新入社員の皆様も、新たに大阪
に転勤してこられた方も、そろそろ新しい環境に慣れてこられた時期でしょう
か。
さて、大阪企業家ミュージアムでは、今年も恒例の大阪赴任者のための大阪企
業家ミュージアム見学会を開催いたします。大阪に転勤してこられた方が皆様
の周りにいらっしゃいましたら、ぜひご参加をお勧めいただければと思います。
↓詳細は、以下をご覧ください。
http://www.osaka.cci.or.jp/event/seminar/201504/D25150603017.html
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▼バックナンバーはこちらの「月刊アーカイブ」をご覧ください
http://blog.kaigisho.jp/museum/
本メールは、大阪企業家ミュージアムが主催するセミナー参加などを通じてメ
ールアドレスをご提供くださった方々にお送りしております。
今後、こうした情報提供が不要である場合は、その旨、このメールの返信にて
お知らせください。
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【発行日】 2015年4月18日
【発行元】 大阪企業家ミュージアム
電話 06-4964-7601
FAX 06-6264-6011
e-mail museum@osaka.cci.or.jp
http://www.kigyoka.jp/
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投稿者 museum | 2015年04月22日 09:03