2014年08月05日 19:31

「戦略的人材活用フォーラム」から見えてきたもの

こんにちは、あか吉です。

厳暑、酷暑、猛暑、激暑、炎暑、極暑…。
どれが一番暑いのか分かりませんが(笑)、とにかく暑い日が続いています。
直射日光とアスファルトの照り返しで、外を歩いていると溶けてしまいそうですね。
水分をしっかりとって、熱中症にならないようお気を付けください。

さて、6月のあか吉ブログでご紹介した、女性の活躍推進をテーマにしたフォーラム
「成長のカギは女性の活躍!!成長企業に学ぶ戦略的人材活用フォーラム」を7月
30日に開催しました。

参加者は定員の100名を軽く超え、女性活躍というテーマへの関心の高さがうかが
えました。

基調講演は日本レーザーの近藤宣之社長。
「社員の成長が企業の成長」をテーマに、「社員のモチベーションを高めるための能力
主義・業績主義・理念主義」「性別、国籍を超えた採用」「社長(リーダー)の役割」等
について熱く語っていただきました。
あっという間に講演時間の1時間が過ぎてしまい、まだまだお話しをお聞きしたかった
あか吉です。

続いて、パネルディスカッション。
「社長の本気と経営理念の共有が大切」と語るワンゲインの梅千得社長、「社員第一
主義」の天彦産業の樋口友夫社長、そして「社員一人一人に向き合うマネジメントが
重要」と話された積水ハウスの伊藤みどり理事。
経営者として、リーダーとして、中小企業として、大企業として・・・それぞれお立場は
違いますが、皆さんのお話しをお聞きし、「制度ありきではなく、社員一人一人を大切
に育てる風土の大切さ」を再確認しました。

あか吉は、フォーラムのお話しをお聞きしながら、企業家ミュージアムの第一ブロック
でご紹介している、伊藤忠兵衛さんの「利益三分主義」を思い出していました。

店の純利益を、本家納め、本店積立、そして店員に配当する「利益三分主義」。
封建色がまだまだ色濃い明治時代に、店員と利益を分かち合うこの仕組みに当時の
人たちは驚いたと思います。
一方で、自分達の存在を認め評価してくれる店主に対する店員たちの忠誠心も相当
高かったのではないでしょうか。

経営者と従業員の信頼関係の大切さ。

女性活躍推進がメインテーマのフォーラムでしたが、今も昔も人をヤル気にさせるの
はこの「信頼関係」なんだと再確認し、人材マネジメントの原点をみる思いがした
あか吉でした。

投稿者 museum | 2014年08月05日 19:31