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2013年07月10日 19:27
企業家ミュージアム ★メールマガジン★ 第8号!
>>2013年7月9日(火)発行<<
みなさん、こんにちは。
「企業家ミュージアム メールマガジン」第8号の本号は、毎日新聞月曜日夕刊
に掲載している企業家の名言や座右の銘をコンパクトにまとめた『大阪の道標』
の第3回です。
ミュージアムで紹介している企業家たちの珠玉の名言、座右の銘をお楽しみくだ
さい!
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★今月の名言!(第3回)★
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商人はいかなることがあっても、うそを言わぬこと
二代伊藤忠兵衛 伊藤忠合名会社(伊藤忠商事、丸紅の前身)設立者
(1886~1973)
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後に伊藤忠商事、丸紅へと続く「紅忠」を開店した初代の後を継ぎ、取扱商品の
幅を広げ、海外へ大きく飛躍。総合商社の基盤を築いたのが二代伊藤忠兵衛で
ある。
1903(明治36)年に17歳で家督を相続。翌年、滋賀県立商業学校(現八幡
商業高校)卒業後、5年間の下積みを重ね、帝王学を学んだ。09年、英国に留学。
外国商館を通さず直接商売をすれば、中間利潤を吸い上げられず日本の国益につな
がることに気付く。この経験が、今日の総合商社の原点になっている。
1914(大正3)年、伊藤忠合名会社を設立し個人経営を脱却。第一次世界大戦
の好景気に乗って業績を伸ばした。ところが20年、戦後恐慌が日本を襲い、伊藤
忠もその波にのまれた。得意先からの回収が進まず、相場暴落の損失と合わせて
膨大な借金を背負った。倒産の危機に際して、忠兵衛は一族の全財産を投げ出すこ
とを決意。と同時に、業務を大幅に縮小。海外支店の整理統合を進め、人員も半
分以下に減らすなど大なたをふるった。
この苦しい試練を通じて、忠兵衛は「数字なるものは非常に正直な生き物だから、
一度うそをつくと必ず何倍かになって暴れ出す」とつづっている。
<毎日新聞 2012年4月23日 夕刊>
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二代伊藤忠兵衛氏については、企業家ミュージアム<第1ブロック:近代都市大
阪の誕生>で、近代産業の揺籃期を担った人物の一人として展示しています。
▼大阪企業家ミュージアムで展示している企業家についてはこちら。
http://www.kigyoka.jp/exh/ent/index.html
(ご参考)伊藤忠兵衛氏ゆかりの記念館
伊藤忠兵衛記念館 http://www.itochu.co.jp/ja/about/history/memorial/
〒529-1168 滋賀県犬上郡豊郷町大字八目128―1
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■編集後記■
お読みいただき、ありがとうございました。
初代、二代とも伊藤忠兵衛さんは滋賀県のご出身。滋賀出身の商人といえば「近
江商人」。
近江商人の経営哲学は「三方よし」。「売り手よし」「買い手よし」、そして「世間
よし」。「世間よし」は、幕藩時代に近江商人が出先の地域の経済に貢献し、この
功績によって経済活動が許されたことによるそうです(伊藤忠商事HPより)。
この「世間よし」はまさに、現在のCSR(企業の社会的責任)に通じるものがあ
ります。
先人達が残した言葉には、いつの時代も変わらないビジネスの神髄をつく素晴ら
しい名言が数多くあります。
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▼バックナンバーはこちらの「月刊アーカイブ」をご覧ください
http://www.osaka.cci.or.jp/museum/blog/
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【発行日】 2013年7月9日
【発行元】 大阪企業家ミュージアム
電話 06-4964-7601
FAX 06-6264-6011
e-mail museum@osaka.cci.or.jp
http://www.kigyoka.jp/
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投稿者 museum | 2013年07月10日 19:27