2012年09月12日 11:24

特別展示「シャープ100年 創業者・早川徳次 危機を乗り越えつづけた企業家」を開催しました

『シャープの秘伝』という記事が中日新聞(2012年9月8日)に掲載されていました。

http://www.chunichi.co.jp/article/column/desk/CK2012090802000095.html

その中でこのように書かれています。

「・・・シャープが苦境に立っています。韓国勢などとのし烈な値下げ競争の末の経営不振です。敗北、凋落、落日の文字が新聞に並びます。

 ただ、創業者の故早川徳次氏なら、この事態を「危機ではなく、転機だ」と言うことでしょう。関東大震災の時、東京にあった工場と自宅が焼失し、早川氏は妻と二人の息子を亡くしました。失意の底で大阪へ移り、ゼロから再起しました。

 シャープは存亡の秋を迎えます。くじけない心、転機をものにする気概。人員整理や海外企業との提携だけでない、独自の再生を果たす秘伝は、先人の経験に刻まれているはずです。」

大阪企業家ミュージアムでは、この『先人の経験』を紹介する特別展示「シャープ100年 創業者・早川徳次 危機を乗り越えつづけた企業家」を9月11日(火)から11月30日(金)まで、開催します。

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館内では、早川徳次が危機を乗り越えた中で得たものをその言葉から紹介しています。
例えば

「まことの心をもって、くじけず仕事をしていれば、いつか必ず勝利者になれる日が来る」

「人生には転機も必要である。大切なことは大なり、小なり訪れる人生の転機に真剣に取り組み、これをものにすることである。」などなど

このほか、早川徳次氏の生涯を漫画で紹介。

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世界初のオールトランジスタ・ダイオードによる電卓(1964年)など製品17点や
シャープの歴史を製品や写真で年を追いながら紹介をしています。

幾度もの危機を乗り越えつづけた早川氏の言葉は、多くの方々にとって参考になることと思います。

是非、一度ご見学にお越しください。

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投稿者 museum | 2012年09月12日 11:24