2012年06月27日 10:56
夏休み、どこへ行く?
ブログ
なあ、おっちゃん、みんな節電節電いうてるやろ。
おいらも夏休みに家でクーラーかけんと博物館や図書館へ行って、涼みがてら、今まで知らんかったことを知れたらええなーと思っとるんやけど、ええとこ知らんか。
そりゃ、大阪企業家ミュージアムや!
おっちゃん、大阪企業家ミュージアムには当然行くけどな、夏休みは長いんや。
他のとこも教えてくれへんか。
交通費も考えなあかんから大阪市内でお願いするわ。
子供向けなら、大阪市が実施するこども向けの体験プログラムはどうや?
いろんなのがあるで。
中でも、そやな、コクヨの「ユニバーサルデザイン」セミナーや「書くことの大切さを知ろう」セミナーなんかどや。
お勧めやで。場所は、大阪市東成区大今里南6丁目1番1号や。
へー、おもろそうやな。
けどな、おっちゃん!おいらは小学生でも中学生でもない。
大人やで!お・と・な。
わかっとるんか
悪い悪い。じゃ、こんなのはどや。
髙島屋史料館では、7月2日から、史料館が所蔵する夏の扇子・大団扇を一堂に集めた企画展『著名画家が描く 扇子・大団扇の原画展』をやるで。
しかも入場無料。場所は、大阪市浪速区日本橋3-5-25や。
お、ええな。他にはどや。
象印マホービン株式会社の「まほうびん記念館」では、平成24年5月25日(金)から平成24年9月28日(金)まで、企画展「異業種とのコラボレーション~象印製品の進化」をやっとるで。
村田製作所とのコラボレーションで発売された1970年発売の電子ジャーなんかも展示されとるで。
場所は、大阪市北区天満1丁目20番5号や。
それも、ええな、ええな。他には、他にはないんか?
アサヒビールのアサヒグループが運営している「学ぶ」、「楽しむ」、「参加する」スペース、ラボ・ガーデンはどや。
交通至便の梅田の駅側やで。
日によって違うイベントが実施されているんやで。
親子向けのもあれば大人向けのお酒の試飲つきもあるで。
それに、ここでは、「お酒タイプ診断」なんてのもあってな、ライフスタイルについての質問に答えると、おススメのお酒をコンピューターが診断してくれたりもするし、パソコンを使って自由にラベルのデザインができるコーナーなんかもあるんやで。
そんなんが駅のそばにあるんか。それもええなー。
今、大阪企業家ミュージアムの特別展示にご協力いただいた大林組やイトーキも大阪に史料館があるで。
大林組歴史館は、大阪市中央区北浜東6-9 ルポンドシエル ビル 3Fや。
大林組旧本店ビルにあって、階段なんかも趣があるで。
イトーキ史料館は、大阪市中央区平野町2-4-12 平二ビル2階や。
http://www.itoki.jp/showroom/swf/
どちらも大阪企業家ミュージアムから徒歩でも15分程度でいけるところにあるで。
あわせていってみてはどや。
その他にもな、関西電力のエル・シティ・ナンコウ
はじめ、大阪市内には多くの企業が運営する博物館があるで。
http://www.kigyoka.jp/guide/index.html
ただ、事前連絡がいる場合もあるから、詳しくは各ホームページをみてな。
おっちゃん、ありがとな。これで、夏休みにいくとこが決まったわ。
どこいくんや?
全部や!
おお、それはええな。
けど、大阪企業家ミュージアムも忘れんといてや。
特別展示では『第五回内国勧業博覧会と企業家達』を8月末日までやっとるで。
わかっとるがな!
投稿者 museum | 10:56
2012年06月21日 18:10
企業家研究フォーラム年次大会開催のご案内
こんにちは、あか吉です。
入梅を待ちかねたように、紫陽花(アジサイ)が満開です。
先日、紫陽花のそばに女の子が立っているのを見て、あか吉が子猫だったころ紫陽花のような
水泳帽が流行っていたのを思い出しました。
あの懐かしい水泳帽はどこにいってしまったのでしょうか?(笑)
さて、大阪企業家ミュージアムでは、「企業家」や「企業家活動」を総合的・学術的に研究する
学会「企業家研究フォーラム」の
事務局を担っています。
2002年に設立された同フォーラムでは毎年7月に年次大会を開催し、企業家にかかわるさまざ
まな研究発表を行っています。
今年も7月7日、8日に大阪大学中之島センターで年次大会を開催します。
今回はフォーラム創立10周年を記念して、7月8日に『リーダーシップのあり方…財界の機能を
めぐって』をテーマに、橘川武郎・一橋大学教授(同フォーラム副会長)の問題提起を受け、宮本
又郎・大阪大学名誉教授(同会長)、加護野忠男・甲南大学特別客員教授(同副会長)、さらには
米倉誠一郎・一橋大学教授による報告・パネルディスカッションが行われます。
企業家研究フォーラム会員の皆さまはもちろん、企業家研究に関心のある方はご参加ください。
★なお、年次大会にご参加いただく場合は、企業家研究フォーラム会員・非会員とも、6月28日
(木)までのお申し込みと参加費2,000円の事前お振込みが必要です。
参加を希望される方は、下記事務局へ6月28日(木)までに必ずお問い合わせください。
【企業家研究フォーラム事務局】
TEL 06-4964-7601 FAX 06-6264-6011
〒541-0053 大阪市中央区本町1-4-5 大阪産業創造館B1階 大阪企業家ミュージアム内
投稿者 museum | 18:10
2012年06月09日 09:29
特別展示「第五回内国勧業博覧会と企業家達」開催しました
【りょく吉】:
おっちゃん、大阪企業家ミュージアムの特別展示新しくなったん?
【おっちゃん】
おお、よう知っとるな。今度は「第五回内国勧業博覧会と企業家達」や。
6月5日(火)から8月31日(金)までや。
【りょく吉】:
おっちゃん、前もいうたけど、わかるようにしゃべってーな。
だいたい、第五回内国勧業博覧会って、いったいなんやねん。いつ、どこで開催したん?
成功したん?失敗したん?それに企業家がどうかかわってくるのかもようわからん。
【おっちゃん】
そうせかさんでも・・・順にしゃべるがな。
まず、いつ開催されたかやけど、明治36年(1903年)、日露戦争が始まる前の年やな。
場所は、大阪の天王寺と堺の2会場。敷地面積は、10万4千坪。出展者は12万人。入場者は530万人とどれをとっても明治最大の博覧会や。そして大成功した博覧会や。
【りょく吉】:
大阪の博覧会いうたら、1990年の国際花と緑の博覧会と1970年の万博しか知らんかったわ。
【おっちゃん】
70年万博しっとるんか。偉いなー
【りょく吉】:
ばかにせんといて。ちゃんと行ったで!月の石もみたで
【おっちゃん】
お前、いったい何歳や
【りょく吉】:
内緒や・・・それより博覧会や
【おっちゃん】
(こりゃ、化け猫かもしれんな。逆らわんとこ)
第五回内国勧業博覧会には、今までにない特徴があるんや。
一つが、夜間開場や。みんなイルミネーションに驚いたもんや。
二つ目が娯楽。今までにもなかったわけやないけど、従来よりも娯楽性が高められたんや。ウォーターシュート、不思議館、いろんな余興がみんなを楽しませた。
そして三つめが国際性。はじめて諸外国の商社が輸入品を展示したんや。
企業家としては、この第五回内国勧業博覧会を大阪に誘致するのに尽力した土居通夫、博覧会を盛りたてるための余興をはじめ様々な事業を行った協賛会会長・住友吉左衛門友純、会場の建設を一手に引き受けた大林芳五郎、大阪巡行合資会社を設立し博覧会会場への輸送機関を確保した伊藤喜十郎、この他、出品し賞(金牌)を得た企業家達などを紹介しているんや。
【りょく吉】:
どんなもの展示しているんや。
【おっちゃん】
博覧会の雰囲気を伝える写真や引札(ちらし広告)が中心やな。このほか、賞状や出品された品物もあるよ。
【りょく吉】:
第五回内国勧業博覧会には、どんなものが出品されたんや?
【おっちゃん】
そこらへんは見に来てや。
【りょく吉】:
そやな、見に行こか。じゃ、また大阪企業家ミュージアムで会おうな
【おっちゃん】
おお、まっとるわ!
投稿者 museum | 09:29
2012年06月08日 14:21
おかげさまで満11才の誕生日を迎えました!
大阪企業家ミュージアムは、6月5日に満11才の誕生日を迎えました!
2001年6月5日の開館以来、15万5千人の皆様にお越しいただき
この日を迎えることができました。
一緒に、誕生日記念撮影に参加してくれたのが、この日、お越しいただいた
関西大学商学部西村ゼミの皆さんです!ありがとうございます。
企業家を研究することはもちろん、ミュージアムの展示企業家の企業家精神に触れることで、
“企業とは”“働くとは”ということを考え、「いずれ自分自身で事業を起こす」という目標を持つ
学生さんが出てくれればいいなぁと思っています。
今後とも、大阪企業家ミュージアムを是非ご活用下さい。
皆さんのお越しを心よりお待ちしております!
投稿者 museum | 14:21
2012年06月01日 16:52
女性起業家の先駆け
こんにちは、あか吉です。
「何れ菖蒲(アヤメ)か杜若(カキツバタ)」。どちらも優れていて優劣つけがたい
ことを意味する言葉ですが、恥ずかしながらあか吉は、ちょうど今が見ごろのこ
の2つの花の見分け方を知りませんでした。
そこで、今回ブログを書くにあたり、大阪市内で花菖蒲を愛でる場所として親し
まれている「城北菖蒲園」のホームページで調べてみたところ、葉の幅の違い
(ハナショウブ:中くらいに、アヤメ:細い、カキツバタ:太い)や、生息地(ハナシ
ョウブ:湿地や乾地、アヤメ:乾地、カキツバタ:湿地又は浅水池)の違いなどで
見分けるそうです。そのほかにも、花びらの基のところが、ハナショウブは黄色、
アヤメは白色、カキツバタは網目状の模様という違いがあるようです。
いずれにしても可憐で淡いイメージの花が多かった春から、アヤメやカキツバタ
など原色で大柄な花が咲き始め、季節が徐々に夏に向かっていることを感じま
す。
さて前回、東京見物記として東京タワーについて書いたあか吉ですが、今回の
テーマは「寄席」。
根っからの大阪人であるあか吉は、漫才も落語も「上方が一番!」と思っており、
東京のお笑いには関心がありませんでした。ところが今回、ひょんなことから「浅
草演芸ホール」を訪れる機会を得ました。
「雷門」で有名な「浅草寺(せんそうじ)」のほど近くにある「浅草演芸ホール」は、
東京オリンピックが開催された昭和39(1964)年に開業し、上野の鈴木演芸場
(安政4(1857)年開業)や新宿の末廣亭(明治30(1897)年開業)と並んで、東京
のお笑いを支えてきた「寄席」のひとつです。
あか吉が訪れた日は漫才や落語以外に「紙切り」もやっており、客席からのリクエ
ストにこたえて鋏一本でさまざまな形をつくりあげていく技(ワザ)に、江戸時代か
ら受け継がれてきた日本の伝統芸能に触れることができました。
演者の江戸っ子言葉に若干の違和感(笑)を覚えながらも、初めての江戸前の笑い
を大いに楽しんできました。
一方、大阪で「寄席」といえば平成18(2006)年にできた「天満天神・繁昌亭」が最
近では有名ですが、大阪から全国へ笑いを発信する「花月」を忘れてはいけません。
この「花月」を経営する吉本興業は、今年で創立100周年を迎えました。
大阪企業家ミュージアムでご紹介している105名の企業家の中で唯一の女性が、
吉本興業をつくった吉本せいです。寄席好きの夫・泰三とともに寄席経営に力を尽く
し、泰三急逝後も弟の林正之助とともに吉本興業の基礎をつくった女性です。
山崎豊子の小説『花のれん』のモデルになるなど、映画、テレビ、そして舞台などで
もその一生が取り上げられた女性で、皆さんも名前を聞かれたことがあると思います。
ミュージアム職員が館内をご案内する際も、女性起業家の先駆けとしてご紹介して
います。
大正、昭和にわたり、上方の笑いを寄席から娯楽産業へと育てた女性起業家に会い
に、ぜひミュージアムに御足をお運びください。
お待ちしております。
投稿者 museum | 16:52