2009年07月29日 10:31

会社の長生きさん、老舗の強さを学ぶ!

「きれいになるゾ♪」と、最近がんばっちゃってる、あか吉です。

さて、去る7月11日と12日の2日間にわたって、大阪企業家ミュージアムが事務局を預かっている企業家研究フォーラムの年次大会が開催されました。

その大会2日目の最終プログラムは、毎年、共通論題としてパネルディスカッションをしています。
今年は、関西学院大学の宮本又郎先生(企業家研究フォーラムの会長さん&大阪企業家ミュージアムの館長さんです)の司会のもと、関西外国語大学の前川洋一郎先生、甲南大学の倉科敏材先生、同志社大学の末永國紀先生の研究者と、山本海苔店副社長の山本たい人氏、花外楼女将の徳光正子氏の老舗経営者が「老舗と企業家精神」をテーマに議論しました。

山本副社長の「うちは会社の力が分散しないように、のれん分けのようなことはしていません。親・兄弟が一致団結して一つの会社の経営にあたっている」というお話や、徳光女将の「口約束でも約束は約束。約束をたがえないという誠実さをもって日々の仕事にいそしんできました」という言葉が心に残りました。

途中、企業家研究フォーラム恒例、宮本先生のお得意技も飛び出しまして・・・
「企業存続のためには、養子を迎えることもひとつの選択です。養子っていいんですよね。『よーし、やろう!』って気持ちになる」というダジャレで今年は笑わせてくださいました。

気になる昨年のダジャレはこちら


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▲パネルディスカッション

日本は世界一の長寿国として知られていますが、帝国データバンクさんの調べによると、長生きしているのは人間だけではないそうで・・・なんと日本には100歳を超える会社が2万1千社以上もあるそうです。その長生きの秘訣って何だろう??って考える、よい機会になりました。

ところで、今回の年次大会では、帝国データバンク史料館さんのご協力をいただき、老舗を調査した結果をまとめたパネル展示などもしました。
今、大阪企業家ミュージアムでは、りょく吉がこの企業家研究フォーラムで使ったパネルを使って、「老舗」をテーマにした特別展示に向けた準備を精力的に進めています。

特別展示の詳細は、りょく吉担当のブログにて。
皆さん、お楽しみに~♪

あか吉

投稿者 museum | 2009年07月29日 10:31