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2009年04月03日 18:11
「あお吉、竹中大工道具館にいく」の巻
春の昼下がり、あお吉とりょく吉の2匹は神戸の街をふらりふらり。
目指すは兵庫県庁そばにある「竹中大工道具館」。
このたび、開館25周年を機にリニューアルオープンされたということで、さっそくお邪魔してきました。
芸術品のような大工道具の数々。
五感を使って感じることの出来る展示の工夫。
時間がたつのも忘れて、見入ってしまいました。
▲竹中大工道具館のシンボル、法隆寺五重塔の模型
▲地下1階のビデオライブラリー、とても落ち着いた雰囲気です
昭和18年の調査によると、大工道具の標準編成はなんと179点!
うち、鑿(のみ)が49点、鉋(かんな)が40点、錐(きり)が26点、、、。
当時の大工さんは、この中から、毎日の仕事にあわせて道具を選び、道具箱に収め、現場に向かったそうです。
目を惹いた展示が、刃の細い鋸(のこぎり)。
「はじめはこんなに細くなかったんですよ」とは館長のお話。
大工さんはよく切れる鋸を選んで使う。
結果、ここまで刃が細くなるとのこと。
「大工道具は、品質の良いものほど磨耗するまで使われ、なくなってしてしまうという宿命なんです」
という言葉が印象的でした。
その貴重な現存する大工道具を堪能することができる博物館です。
春の一日、神戸街歩きのコースに加えてみてはいかがでしょう♪
あお吉
投稿者 museum | 2009年04月03日 18:11