2009年02月28日 09:49

就活生@企業家ライブラリー

「●●株式会社に関する図書を見せてください!」

先日、来館された大学生から、こんなリクエストを受けました。
聞くと、「就職活動に際して、志望する企業の歴史や創業者の想い、経営理念を知りたい」とのこと。

蔵書の中から、その企業の「100周年記念誌」、創業者の執筆した「私の履歴書」(日本経済新聞社刊)のほか関連する書籍を紹介しました。

それにしても、熱心に企業研究をされているなーと感心することしきり。
あお吉が就職活動をしていたン年前を思い出し、少し恥ずかしくなってしまいました。

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大阪企業家ミュージアムでは、このたび2冊の書籍を購入し、企業家ライブラリーに開架しました!


「明治・大正家庭史年表 1868-1925」(下川耿史・家庭総合研究会編)
「大阪人物辞典」(三善貞司編)

P1010309.JPG
▲読み応え十分!ちなみに16,000円(左)と4,900円(右)


あお吉、さっそく「明治・大正家庭史年表 1868-1925」を読んでみます。
今から100年前(1909年〔明治42年〕)はどんな世の中だったのか――

・警視庁が自動車のスピードを市内12.8km、郡部16kmに制限
・井上貞次郎氏(大阪企業家ミュージアム展示企業家)がボール紙に波形をつけたものを「段ボール」と名づけて発売
・大相撲の優勝パレードが始まる(ちなみに人力車)
・坪井玄道氏が日本に初めてドッジボールを紹介(当時は円形ドッジボールといった)

企業家が活躍した時代の暮らしを知ることで、あらためて、偉大な先達が社会に与えたインパクトの大きさを感じるあお吉でした。

あお吉

投稿者 museum | 2009年02月28日 09:49