2009年01月28日 18:00

景気低迷(ていめい)、未曾有(みぞう)の経済危機

りょく吉君は神経質である。
過敏性腸症候群になる程度に神経質である。

神経質なりょく吉君は有識者と呼ばれる方々の語る言葉にとても弱い。
新聞・雑誌に掲載される言葉にも弱い。

最近は、『100年に一度の国際的な経済危機』、『世界経済は未曾有の危機にある』といった言葉をきくたびに、誰がどういうデータをもとにどのような話の流れの中でいったのかも考えずに、とりあえず不安になる。

「大変な時代になるそうだから、とりあえず、お金を使わないでおこう」と思う。
先月と給料袋の中身が変わったわけでもないけれど、今買わなくてもすむものは後回し。

そうして、りょく吉君は、そろそろ買い替えたかった車は、ぶつけた跡(なかなか派手に凹んでいる)もそのままに乗り続け、買おうと思っていた日本ビクターの木製コーンスピーカーは買うのをあきらめ、お昼の外食は大阪企業家ミュージアム近くのおいしいラ・ルーチェへ行くのをあきらめ・・・とりあえず、使わないでいる。

「めでたく、不況推進の協力者に仲間入り・・・」と思いつつも、「我が身可愛さ、これもいたしかたない」と自嘲する。

ネットを見ていると面白い記事があった。

「未曽有の金融危機の今、学ぶべきは「経営の神様」の哲学」
作家・北 康利インタビュー


・・・・松下幸之助が言ったいろいろな言葉の中でも、「好況よし、不況なおよし(さらによし)」というのが今光ってきます。・・・悪くなったときにこそ筋肉質になることによって、次にもっと飛躍できる。不況というのは企業を強くするには不可欠なものだという。・・・

とてもポジティブな思考。
りょく吉君とは大違い。

松下幸之助著作集の中には、不況に関する事柄も多々書かれています。

こんな時にこそ、先人の知恵を読み返してみてはいかがでしょうか。

(注)大阪企業家ミュージアムでは、松下幸之助著作集のうち、不況に関するページを開いてお待ち申し上げています。

りょく吉

投稿者 museum | 2009年01月28日 18:00