2008年07月17日 15:50

今日は何の日??

今日は7月16日。

りょく吉君、今日は何の日かなーと「大阪365日事典」(和多田勝 東方出版)を開けます。
見ると、阪急電車神戸本線が営業を開始した日、とあります。

「新しく開通した神戸行き急行電車、綺麗で、早うて、ガラアキで、眺めの素敵によい涼しい電車」

当時の広告のコピーですが、ガラアキと書かれているのに驚きます。

りょく吉君、こうなると「阪急関係で他にもなんかおもしろいもんないかなー」と探してみたくなります。

企業家ミュージアムには社史が約5000冊あります。

このなかから阪急関係の社史を探してみると・・・
 『「絵はがき」に見る阪急電車70年』
 『阪急電車駅めぐり 空から見た街と駅 京都線の巻』
 『株式会社阪急百貨店50年史』
 『阪急不動産の五十年』『阪急電鉄75年のあゆみ<記述編>』
 『新阪急ホテル25年史』
 『阪急阪神ホールデイングス株式会社100年のあゆみ(通史、部門史)』
がありました。

タイトルからして面白そうな「絵はがき」に見る阪急電車を手にとって見ます。
昭和54年に出版された本ですが、阪急電車が明治時代の記念絵はがきブームにのって作成したもののうち39点が復刻掲載されているほか、発行時に追加作成された昭和50年代の記念絵はがき40点が収録されていました。

りょく吉君は、にたらにたら、見ているだけで楽しくなる内容です。


ところで、大阪企業家ミュージアムにある社史5000冊は多いのか、少ないのか?
日本の社史の総数は何冊なのか?

りょく吉君、調べてみてもよくわからないので、社史を専門に収集している財団法人日本経営史研究所に問い合わせてみました。
発行数はわからないそうですが、財団法人日本経営史研究所が所蔵している社史の数は約10000冊。
おそらく社史の総数もこの数字を大きく上回ることはないだろうとのことでした。

単純にいえば約半分の社史が所蔵されているわけですから、社史の所蔵数としていえば、かなりのものといえます。

大阪企業家ミュージアムには、社史以外にも、企業家の活躍した時代背景がわかる資料として、戦前に発行された郷土雑誌「上方」の復刻版や地名事典なども置かれています。

就職や取引のための企業研究や企業家研究に興味のある方にとって役立つ資料も多いことと思います。
是非、一度お寄りください。

りょく吉

投稿者 museum | 2008年07月17日 15:50