2008年07月31日 10:04

「大阪企業家精神・小史」を配布!

暑い日が続きますね。
大阪では月曜日、突然の豪雨に見舞われました。

まさに、「バケツをひっくり返したような」大雨。
あお吉、50メートルほど先の避雷針に雷が落ちるのを目撃しました。
近いと、「ゴロゴロ」ではなく、「パーン!」という大きな音がするんですね。。。


さて、皆様にお知らせです。

大阪企業家ミュージアムでは、冊子「大阪企業家ミュージアム~企業家精神・小史」の配布を行ないます!


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▲ミュージアムのスタッフが執筆いたしました。

この冊子は、大阪府印刷工業組合さんの機関紙「大阪の印刷」に2005年10月から今年の5月まで28回にわたり掲載された原稿をまとめたもので、このほど、同組合の石川忠顧問(富士精版印刷会長)から大阪企業家ミュージアムにご寄贈いただきました。

石川顧問には、この場をお借りいたしまして、あらためて御礼を申し上げます。

五代友厚氏(大阪商工会議所初代会頭)や早川徳次氏(シャープ創業者)ら、ミュージアム展示企業家の事績についてエピソードを交えて紹介しています。

7月25日から、大阪企業家ミュージアム入館者に無料で配布します。大阪商工会議所会員企業限定。1人1冊限り。先着200人。

あお吉

投稿者 museum | 10:04

2008年07月26日 14:10

成功の秘訣 『 Only Moon 』

毎日、うだるような暑さが続きます・・・バテバテのあか吉です。

さて、去る7月12日と13日の2日間にわたって、企業家研究フォーラムの年次大会が開催されました。

その大会2日目の最終プログラムでは、毎年、パネルディスカッションをしています。
今回は、神戸大学の加護野忠男先生を司会に、パソナグループ代表の南部靖之氏、株式会社音別の代表取締役・本城慎之介氏(楽天の副社長だった人です)、大阪大学の金井一頼先生の4人が登壇。テーマは「企業家と信頼;出会い、ネットワークそして運」で、「企業家として成功するには運が必要だよね。運は、人との出会い(ネットワーク)と大きく関わっているようだ。じゃあ、幸運をたぐり寄せるネットワークを構築するロジカルってあるのだろうか?」という学術的らしからぬ(失礼!)ことについて真剣な議論が展開されました。随所に笑いを誘う発言が飛び出し、素人のあか吉でもめっちゃ楽しく聞くことができました。

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▲ 金井一頼教授(大阪大学大学院)による問題提起


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▲ 左から、加護野先生、南部氏、本城氏


で、あか吉がこのパネルディスカッションから学んだのは「企業家として成功するには運が必要。運は、ある人とない人と偏在している。運のある人は、積極的にネットワークを広げようとしたり、成功した時になぜ成功したかを考えたり(失敗の分析はよくするんですけどね)、本人が意識しているかどうかにかかわらず、運を招く努力をしてるんだ」ということ。

「あ~、おもしろかった~!!」プログラムが終わって、その余韻に浸っていると、企業家研究フォーラム会長の宮本又郎先生(関西学院大学)が締めの挨拶。これがまた良かったんですねぇ~。

「僕の同級生に企業家として成功した人がいます。
その成功の秘訣を聞くと、彼はこう答えました。
『オンリー ムーン』(ツキ(月)だけ)」

あか吉

投稿者 museum | 14:10

2008年07月17日 15:50

今日は何の日??

今日は7月16日。

りょく吉君、今日は何の日かなーと「大阪365日事典」(和多田勝 東方出版)を開けます。
見ると、阪急電車神戸本線が営業を開始した日、とあります。

「新しく開通した神戸行き急行電車、綺麗で、早うて、ガラアキで、眺めの素敵によい涼しい電車」

当時の広告のコピーですが、ガラアキと書かれているのに驚きます。

りょく吉君、こうなると「阪急関係で他にもなんかおもしろいもんないかなー」と探してみたくなります。

企業家ミュージアムには社史が約5000冊あります。

このなかから阪急関係の社史を探してみると・・・
 『「絵はがき」に見る阪急電車70年』
 『阪急電車駅めぐり 空から見た街と駅 京都線の巻』
 『株式会社阪急百貨店50年史』
 『阪急不動産の五十年』『阪急電鉄75年のあゆみ<記述編>』
 『新阪急ホテル25年史』
 『阪急阪神ホールデイングス株式会社100年のあゆみ(通史、部門史)』
がありました。

タイトルからして面白そうな「絵はがき」に見る阪急電車を手にとって見ます。
昭和54年に出版された本ですが、阪急電車が明治時代の記念絵はがきブームにのって作成したもののうち39点が復刻掲載されているほか、発行時に追加作成された昭和50年代の記念絵はがき40点が収録されていました。

りょく吉君は、にたらにたら、見ているだけで楽しくなる内容です。


ところで、大阪企業家ミュージアムにある社史5000冊は多いのか、少ないのか?
日本の社史の総数は何冊なのか?

りょく吉君、調べてみてもよくわからないので、社史を専門に収集している財団法人日本経営史研究所に問い合わせてみました。
発行数はわからないそうですが、財団法人日本経営史研究所が所蔵している社史の数は約10000冊。
おそらく社史の総数もこの数字を大きく上回ることはないだろうとのことでした。

単純にいえば約半分の社史が所蔵されているわけですから、社史の所蔵数としていえば、かなりのものといえます。

大阪企業家ミュージアムには、社史以外にも、企業家の活躍した時代背景がわかる資料として、戦前に発行された郷土雑誌「上方」の復刻版や地名事典なども置かれています。

就職や取引のための企業研究や企業家研究に興味のある方にとって役立つ資料も多いことと思います。
是非、一度お寄りください。

りょく吉

投稿者 museum | 15:50

2008年07月09日 12:51

オススメ図書のご案内

もうすぐ梅雨明けでしょうか。

朝から厳しい暑さ、、、。
そろそろ、蝉の鳴き声も聞こえてきそうですね。

さて、6月4日付のブログ「オススメ新着図書のご案内」にて紹介いたしました書籍「鰹節(上巻・下巻)」を読了された方も多いかと思います。

鰹節だけでは、
「何か少し物足りない」
という方に、この書籍をお勧めしたいと思います。

「昆布」社団法人日本昆布協会

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▲重厚な装丁。圧巻の全1511ページ。色はもちろん昆布色。


特に興味深いのが、昆布の歴史を紐解く第1編。

「大阪築城と昆布」の項では、
 大阪城築城のとき、石を運ぶのにたくさんの昆布が使われた・・・
 水につけた昆布を敷きつめ、その表面のヌメリを利用してその上に石を滑らせて運んだ・・・
といった説が紹介されています。

そのほかにも、「コンブという名の由来」など面白いテーマが満載。
昆布ファンの皆様には必読の書です。

写真やイラストをふんだんに使用し、とても読みやすい小倉屋山本さんの社史「なにわの昆布の物語~小倉屋山本創業百五十年記念誌~」とあわせて楽しみたいですね。

日本昆布協会さんのホームページでは、こんぶを使ったお料理のレシピ、だしを取った後のこんぶ活用法、こんぶの選び方・保存方法など、情報が盛りだくさん!
ちなみに、ブログの名前は「こんぶろぐ」です。

あお吉

投稿者 museum | 12:51

2008年07月04日 09:04

夜のスーパー

あか吉は、夜のスーパーのお得意さんです。

担当している「企業家研究フォーラム」の年次大会を間近にひかえ、連日連夜(?)夜遅くまでお仕事に励んでいるあか吉は、その帰りに自宅近くのスーパーへと足を運びます。
閉店前の半額セールを狙って生鮮食料品へ猫まっしぐら・・・お買い得品で食卓を豊かにしようと頑張っているわけなんですが、
2リットル入りのジューズを抱えてヨチヨチ歩いている2~3才の女の子とか、
おやつを選んでいる4~5才の男の子とか・・・結構、小さな子供が多いのに驚かされます。(^^ゞ

夜10時のスーパーです。こんな小さい子が夜遅くまで・・・四捨五入すると昭和40年代、自称・昭和50年代生まれのおばさん・あか吉は「これでいいいのか、日本人!!」と叫びたくなります。

『早寝、早起き、朝ごはん』と陰山英男先生(立命館大学教授)もおっしゃっています。
若いおかあさん、いろいろ大変だとは思うのですが、もう少し考えてみてはいかがでしょーか。

今回は、ちと辛口のあか吉でした。

あか吉

投稿者 museum | 09:04