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事業の柱と主要事業の概要
 
2 大阪経済の活性化を実現するための重点テーマへの取り組み

企業や研究機関が集積する「大阪」
 【ターゲットを絞った戦略的な企業・研究機関・大学などの誘致】
1 「大阪外国企業誘致センター(O-BIC)」を核に、東アジア地域をはじめとする企業などの誘致を効率的に進めるほか、ライフサイエンスやロボット、情報家電などの産業クラスター形成に役立つ企業誘致を行う。また、大阪府・大阪市・在阪経済団体で「企業誘致の検討」を引き続き行うなど、オール大阪での取り組みに注力する。加えて、企業誘致に向けた各種インセンティブに関する提言・要望活動を行う。
2 戦略的な企業・研究機関の誘致を進める観点から、バイオ関連の国際連携事業(「BIO2006視察団」、「バイオビジネスコンペJAPAN」)でのPRなどを通じて、国際的な企業・機関との相互連携を図る。
   
起業家に選ばれる「大阪」
 【有望ベンチャー企業への重点的支援による将来の大阪経済を担う企業の育成】
1 成長が期待される有望ベンチャーを重点的に支援する「大商EVEシステム」を運営し、将来の大阪経済を担う企業の発掘・育成に取り組む。
2 創業直前・直後のベンチャー企業を対象とする投資ファンド「桟ファンド」や、エンジェルとベンチャー企業のウェブ上の出会いの場「桟ネット」を運営し、創業前後の有望ベンチャーへの円滑な資金供給を促進する。
3 株式公開などを目指す企業経営者同士の交流・研鑽の場として、大阪証券取引所と共同で「だいしょうベンチャークラブ(DVC)」を継続開催するとともに、バイオ・IT関連分野の新たなベンチャービジネスの発掘・育成を図るため、国内外の有望企業・関係者らが集う、「グローバル・ベンチャー・フォーラム(GVF)06」を実施する。
4 製薬会社・大学・研究機関などから生み出される創薬シーズなど知的財産の流通促進に向け、流通市場構築について検討するなど、知的財産立国に向けた支援制度の充実に引き続き取り組む。
   
地域商工業に活力が溢れる「大阪」 
 【気概ある地域商工業者の経営革新と地域活性化の取り組みを支援】
1 第二創業や経営革新などに必要な専門知識、IT化、新分野進出、販路開拓などのニーズに的確に対応できる「ワンストップによる相談機能(ビジネス・ホームドクター)」の体制を強化する。
2 「商業まちづくり特区」設定・支援事業、「まちづくり活動を推進する商業者の人材育成と支援事業」ならびにまちづくり三法の活用などを通じて、まちづくりと一体となった魅力的な商業集積の形成を支援する事業を実施する。
3 健康で活動的なシニア世代(アクティブシニア)を対象とした、新しいビジネスの創出・振興を支援するプラットフォーム「日本アクティブシニアビジネス振興フォーラム」を実施し、企業間のアライアンスによる事業化を支援する。
4 「ファッション」を切り口としたライフスタイルカルチャーコンテンツを盛り込んだ「大阪ライフスタイルコレクション」を開催し、大阪のまちの賑わい創出、ファッション産業の振興を図る。
5 ウェブ上で運営する商談サイト「the商談モール」を中小企業に対して広報・PRするとともに、「ザ・ビジネスモール」の利用を促進し、新市場や販路開拓などを支援する。
また、「電子自治体活用支援事業」を通じて、中小企業におけるIT化推進への取り組みをサポートする。
6 公共サービスの民間開放や市場化テストの実施を地方自治体などに働きかけ、企業のビジネス機会の拡大に取り組む。
   
都市のプレゼンスと求心力の高い「大阪」
 【地域資源のブランド構築と都市の新たな魅力づくり】
1 大阪の食文化のコンセプトと「食」に関するブランドを構築し、国内外に情報発信する「大阪 "食彩" ブランド事業」を展開する。
2 大阪の文化魅力と都市イメージの向上、映像・コンテンツ関連産業の振興のため、「大阪ロケーション・サービス協議会」事業を展開するとともに、大阪発の映像作品の企画・制作を支援する。
3 「関西国際空港全体構想」の推進や、同空港の利用促進のための関空プロモーション活動を展開するとともに、「大阪駅北地区開発」促進事業への参画、「重点地域(御堂筋周辺など)の整備・活性化」を通じて、大阪の核となる都市基盤整備と魅力づくりに取り組む。
   
美しいまち、安全・安心して過ごせる「大阪」
 【都市問題解決への取り組みと花・緑・光あふれる水都・大阪の実現】
1 「まち再生ワーキンググループ」が発行した割れ窓理論事例集の活用や防犯対策セミナー・シンポジウムの開催など啓発・普及事業を展開する。また、行政、まちづくり団体などと協働し、落書き、放置自転車問題などの解決に取り組むほか、「『歩道を広く使おう』キャンペーン」、「ミナミ賑わい創出事業」などを実施することにより、大阪の治安
向上を図る。
2 地域の資源を活かしながら、社会的課題に取り組むコミュニティ・ビジネスを振興するため、「おおさかCBアワード」や「おおさか・まちとコミュニティ・フォーラム」を実施し、まちおこしや地域の活性化を進める。
3 市内のロの字河川(堂島川、東横堀川、道頓堀川など)において、行政と地域の企業・住民が協働し、川から見た景観の向上方策を研究するために「大阪・水辺のランドスケープ研究会」を実施するとともに、地元行政・民間企業・市民などが一体となった「花・緑・光・水を活かしたまちづくり」事業や「水都再生」事業に取り組む。
4 ホームレスの自立支援と、清潔で美しい景観形成を促進するため、「ホームレス問題の解決」や「景観緑三法への対応」に関し、具体的な提言・要望や支援活動を行うなど、都市問題の解決に取り組む。
   
明日の産業を担う人が育つ「大阪」
 【大阪をあげて若年者の健全な職業観を養成するための仕組みづくりと取り組み】
1 「大阪キャリア教育支援ステーション」において、職業体験機会の提供や社会人講師の派遣などの「教育現場への産業界からの直接支援事業」を行うとともに、「大阪のキャリア教育フレームづくりへの協力・支援事業」や「大阪独自のキャリア教育プログラム・教材の開発事業」を展開し、初等教育段階からの健全な職業観を養成する。さらに、シンポジウムの開催や新聞での広報を通じキャリア教育に関する啓発を図る。
2 本年度で開設5周年を迎える「大阪企業家ミュージアム」のコンテンツの充実やオリジナルグッズの制作、関西圏の博物館との連携強化により入館促進を図るとともに、シリーズ形式の講演会や記念シンポジウム、夏休み期間の特別プログラムの実施などを通じ、企業家精神・職業観の養成など人材育成事業を展開する。
   
東アジアが注目する「大阪」
 【国際ビジネス拠点としての魅力向上と在阪企業の対アジアビジネス活動の支援】
1 「東アジア圏ビジネス交流機会創出事業(バーチャル商談会、国別セミナー、個別商談会など)」の展開により、在阪企業・関係者に対し、経済成長著しい東アジア各国との商談の場やビジネス情報などをきめ細かく提供する。また、大阪の国際ビジネス機能強化のため、東アジア地域の将来有望な企業家を招聘し大阪での拠点づくりを支援する。
さらに、「ベトナムビジネス研究会」を設置し、現在ビジネス拠点として脚光を浴びているベトナムに関するビジネス情報の提供を行う。
2 「中国ビジネス支援事業(コンサルティング、セミナー、商談会、ビジネス中国語講座など)」を引き続き実施し、在阪企業の対中ビジネスを支援する。


2006.4.3更新

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