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大阪市立工業研究所との産官技術交流会~高品質プラスチックに関する研究成果を紹介

研究成果発表テーマ:プラスチックのものづくりを洗練する成形・分析技術と材料設計
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 私たちの日常生活では、さまざまなプラスチック製品が使われています。自動車や家電品などの工業製品を見るとプラスチックの使用比率が日々高まっていることに気づきます。射出成形技術の進歩によりプラスチック製品の高品質化が達成されれば、プラスチックの用途はますます拡大するものと予想されます。そのものづくり分野での国際競争力を高めるためには、成形・分析分野におけるさらなる技術革新が求められます。また、新しい樹脂材料開発においては、最新のトレンドを見据えた、これまでにないアプローチによる材料設計が求められています。このような背景のもと、より洗練されたプラスチックのものづくりを実現する材料設計と成形・分析技術に関する開発研究が大いに期待されています。

 そこで、大阪商工会議所、地方独立行政法人 大阪市立工業研究所(市工研)、一般社団法人 生産技術振興協会は、第7回産官技術交流会 ”チャレンジ大阪7" を開催し、市工研が取り組んでいる高品質プラスチック製品製造や樹脂材料開発のための最近の研究成果についてわかりやすくご紹介いたします。また、ご参加いただいた皆様と市工研の研究員の交流会も開催いたします。

 企業の研究開発、新事業の創出、新製品の開発などにぜひお役立ていただきますよう、多数の皆様のご参加をお待ちしております。

開催日時

2016年10月5日(水)

開催時間 等

研究成果の紹介 14:00~17:30
交流会 17:30~18:30

場所

大阪商工会議所 地下1階 1号会議室
x 地図情報はこちら

対象

全対象向け

主催

大阪商工会議所、地方独立行政法人 大阪市立工業研究所、一般社団法人 生産技術振興協会

後援

近畿経済産業局、大阪市、大阪シティ信用金庫、大阪商工信用金庫、株式会社京都銀行、株式会社商工組合中央金庫、一般社団法人 大阪工研協会、一般社団法人 大阪大学工業会、NPO法人 エコデザインネットワーク

参加費

無料(交流会参加の場合1,000円。当日、受付にて申し受けます)

プログラム(予定)

14:00~14:10  開催挨拶
 地方独立行政法人 大阪市立工業研究所 理事長 中許 昌美
 大阪商工会議所 産業・技術振興委員会 委員長 有光 幸紀

14:10~17:30  高品質プラスチック製品製造と樹脂材料開発のために市工研が取り組んでいる研究成果の紹介
※1講演のみの参加も可能です。

〈14:10~15:10〉講演1
「適性型締力成形による射出成形品の高品位化」
 地方独立行政法人 大阪市立工業研究所 加工技術研究部 研究主幹 泊 清隆
 
<発表概要>プラスチック製品の射出成形において、型締力を必要最小限の適性値に設定することにより適度な型開きを発生させると、反り・変形などの成形不良が改善し、高品質化が達成されることが知られています。しかし、この「適性型締力成形」を汎用成形機で効率よく実践して高品質な射出成形品を得るためには、型締力の設定値と型開き挙動の関係を知ることが必要となります。本講演では、射出成形機に型締力センサーや型開き変位センサーなどを取り付け、ポリプロピレン製の箱を射出成形する時の型開き挙動を計測し、型締力設定値との相関を解析・検討した研究成果を紹介します。

〈15:20~16:20〉講演2
「高耐熱実装材料に対応可能な強靭性マレイミド樹脂の材料設計」
 地方独立行政法人 大阪市立工業研究所 有機材料研究部 研究主幹 大塚 恵子
 
<発表概要>低炭素社会実現のためにパワーエレクトロニクス機器の省エネ化が進められるなかで、電子部品が高温で長時間暴露される機会が増えています。それに伴い、デバイス実装材料である半導体封止材料やプリント配線板用ベース樹脂には、現在使用されているエポキシ樹脂では実現できない高耐熱性と低熱膨張性が要求されています。高耐熱性と低熱膨張性に優れたマレイミド樹脂は、これらの要求性能に適した材料ですが、実装材料に要求される靱性に劣ることが欠点です。本講演では、マレイミド樹脂の靱性を向上させるための材料設計とその応用について紹介します。

〈16:30~17:30〉講演3
「レーザーラマン分光法を用いた射出成形品の内部構造解析」
 地方独立行政法人 大阪市立工業研究所 加工技術研究部 プラスチック成形加工研究室長 山田 浩二

<発表概要>高品位なプラスチック製品の射出成形技術は、我が国のものづくりが他国の追随を許さないものでありつづけるための必須の技術となっています。その基盤となるのが射出成形品の内部構造を詳しく知る手法の確立です。大阪市立工業研究所では、レーザーラマン分光法により射出成形品の内部構造を解明するとともに、内部構造と外観品質との間に密接な関係があることも明らかにしてきました。本講演では、レーザーラマン分光法の基礎とその適用事例、さらに外観品質に優れる成形品を開発するための成形技術に関する研究成果の一部を紹介します。

17:30~18:30 交流会
 講演者、大阪市立工業研究所研究員、参加者同士の交流・意見交換を行います。

定員

120人(先着順)

お申込み方法

以下の「お申し込みフォーム」にて9月28日(水)までにお申し込みください。
参加申し込みをお受けした後、9月30日(金)までに電子メールなどで「参加票」をお送りいたします。
úお申し込みフォームへ

個人情報の取り扱い

※ご提供いただいた情報は、上記の主催団体が当該交流会の開催・運営や各種連絡・情報提供(電子メールでの事業案内を含む)のために利用します。
※大阪商工会議所の個人情報保護基本方針及び個人情報の取得・利用・提供に関するお知らせ

お問い合わせ先

úお問い合わせフォームへ
大阪商工会議所 経済産業部 産業・技術・水ビジネス振興担当
 〒540-0029 大阪市中央区本町橋2番8号
 電話 06-6944-6300