２０１５年８月４日（火） 大阪市立大学杉本キャンパス 高原記念館１階 学友ホール
「大阪の産業発展と産業振興のあり方について
～ともに千客万来都市OSAKAをつくろう～」
もう一つ、本日は紹介されていませんが、社長になってから同友会の都市経営改革委員会委員長もやっております。
何をやったかというと、大阪府・市の行政、特に大阪市だったのですが、都市の行政も企業経営と同じだという認識で経営の視点で行政を見ると、行政には不明朗、不透明な点が数多くある。大阪の地盤沈下がなければ問題はないのでしょうが、そうではない。そこで企業経営の手法を行政に取り入れてもらいたいと思ったのです。提言だけの同友会から脱しようとしていた時期でもあり、かなり厳しく情報の公開を迫ってまいりましたが、ちっとも埒があかない。それならば、とこちらには比較出来る数字を持ち合わせている鉄道・バスに的を絞って交通局民営化を迫ってきました。府市統合の先駆けにもなる水道事業の統合も打ち出しました。でも、現在に至るも実現しておりません。
あと、日本民営鉄道協会会長を2年やりましたが、地方民鉄こそが地方活性化の主役とばかり、国交省の気鋭の優秀なお役人の力を借りてパッケージ型の地方民鉄支援策を打ち出してもらいました。これも若い頃、関西鉄道協会の都市交通研究所で本学の富永先生、伊勢田先生などのご指導をいただいた賜物だとご縁に感謝いたしております。
