佐藤会頭の眼~講演録
Chairman’s Eye with you

2013年(平成25年)9月12日(木)

第55回中小企業団体大阪大会

 大体、私の経験から得たことで皆様方のご参考になるお話をいたしましたけど、あと若干時間がございますので申し上げますが、今私は大阪の中小企業の方がどのくらい頑張っておられて、創意工夫をこらして頑張っておられるか、これを知りたくて会社訪問を、事業所訪問をさせて頂いております。そうでないと政府に消費税の価格転嫁しっかりしてくれよとか言えないのですね。形では言えますけどやっぱり現場に行って皆様方のご苦労とかご努力をどうお助けするかという本当の気持ちがないと乗っていけないものですから、お訪ねしているわけです。

2013.9.12中小企業団体中央会 _ページ_16.jpg「俳人・西宮舞さんの句」

 昨日は「森下仁丹」に行ってまいりました。立派ですね。私なんか古いイメージでしか捉えてなかったのですが、私ども(京阪電鉄)以上に歴史を持った120年の業歴を持った会社です、そこには私ども以上の保守的な風土とか、過去の成功体験にとらわれた文化とかがきっとあったと思うのです。それを見事に変えて新しい分野を切り開いておられる。まぁこういう会社もあるんだなぁと、一方でまた新しい事業を始められた会社もたくさんある。本当に大阪というのは多彩な事業、また業種も多種多様であります。こういった方々がたくさんおられて、そういう人たちが一生懸命頑張っているからこそ大阪はきっとよくなるとこう思っております。

CIMG1676.JPG「森下仁丹を訪問。駒村社長と懇談する佐藤会頭」

 今日は大きな大会ということで、宣言をまとめて行政の方にあるいは政治の方にお届けするということですが、大阪商工会議所としまして、あるいは私自身、日本商工会議所の副会頭もやっており、本日ご出席の西村副会頭は日商の中小企業委員長でもありますので、今日のこの切実感と言いますか、この空気をお届けするようにいたしたいと思います。本当に今日はありがとうございました。以上でございます。