<日本ビルヂング協会連合会総会・懇親パーティ>(平成27年6月4日)

 大阪で開催された日本ビルヂング協会連合会の第75回総会の開催にあたり、来賓として出席した佐藤会頭は、全国から来阪した参加者に歓迎の意を表するとともに以下の通り挨拶を行った。

<日本ビルヂング協会連合会総会・懇親パーティ>(平成27年6月4日)

概要

□日 時:2015年6月4日 17:25~18:30
□場 所:帝国ホテル大阪3階
□参加者:佐藤会頭、連合会関係者 名古屋商工会議所 岡谷会頭(岡谷鋼機㈱取締役社長)
□内 容:大阪で開催された日本ビルヂング協会連合会の第75回総会の開催にあたり、来賓として出席した佐藤会頭は、全国から来阪した参加者に歓迎の意を表するとともに以下の通り挨拶を行った。

 一般社団法人日本ビルヂング協会連合会の第75回総会が、斯くも盛大に開催されますことをお祝い申し上げるとともに、全国各地からご来阪いただきました皆様を心から歓迎申し上げたい。

 貴連合会では、昭和15年の設立以来、ビル事業の健全な発展に資する諸活動を積極的に展開しれ、業界の振興はもとより快適な都市環境づくりに多大な貢献をしてこられた。改めて申すまでもなく、オフィスビルは知的生産の場として重要な経済インフラであり、魅力ある都市の中核を担う存在。当地大阪でも、近年、まちのランドマークとなるビルが次々に建設された。大阪駅前の「グランフロント大阪」、水都大阪を体感できる「中之島の再開発ビル群」、そして日本一の高さを誇る「あべのハルカス」など、それぞれの地域で新たな人の流れを呼び込み、地域活性化に大きく寄与している。一方、大正から昭和にかけ近代都市として急成長した大阪は「大大阪」と呼ばれ、大正7年に竣工した大阪市中央公会堂に続き、民の力によってダイビル(T14)、芝川ビル(S2)、生駒ビル(S5)、中央電気倶楽部(S5)、綿業会館(S6)、大阪ガスビル(S8)などが相次いで建設され、現在も現役の施設として活躍するなど、シビックプライドの象徴となっている。私自身、4月には綿業会館で開かれた渋沢栄一翁のシンポジウムにパネリストとして招かれ参加した。

 私ども大阪商工会議所では、その「大大阪」時代の企業家や市民の気概を念頭に置きつつ、人が人を呼び、投資が投資を集めることで新たなビジネスが創出されるまちを目指し、「千客万来都市0SAKAプラン」と名付けたビジョンのもと様々な事業を推進している。成長著しいアジア諸国からの観光インバウンド促進事業はじめ、次世代を担うライフサイエンス振興に向けたメデイカル・ポリス形成事業、全国の中小企業に商談機会を設ける販路開拓事業などのほか、昨年より「暮らし産業振興事業」という新たなプロジェクトにも取り組んでいる。この事業では、建物のリノベーションによりストックの価値向上と活用の促進を図ることを通じ、新たなライフスタイルを醸成することや、食・ファッションなど衣食住全般、「暮らし」にまつわる様々な産業の振興を図ることなどを目的としており、今後の実施に当たり、貴連合会のご協力をぜひ賜りたい。

 今日、ビル事業にはこうした地域活性化に加え、快適なオフィス環境創造による知的生産性の向上、防災力の向上、環境問題や省エネへの取り組みなどに大きな期待が寄せられており、貴連合会の果たされるべき役割はますます重要になってくる。本日の総会がそうした諸課題への積極的な貢献に向けた会員各位のエネルギーの結集の場として有益なものとなることをご期待申し上げたい。高木会長様はじめご参会の皆様のさらなるご活躍を衷心より祈念申し上げる。大阪は食の都といわれている。ぜひこうした魅力もお楽しみいただきたい。

CIMG1897.JPG「定時総会には全国から280名を超える会員が大阪に集まった。」
CIMG1896.JPG「総会壇上。左端が佐藤会頭」
CIMG1900.JPG「総会で来賓挨拶を行う佐藤会頭」
xxxCIMG1908.JPG「総会後のレセプションで名古屋商工会議所の岡谷会頭と記念撮影」