<第1回 北前船寄港地フォーラムin大阪 実行委員会>(平成27年5月18日)

 冒頭、代表幹事を務める堀井実行委員会副委員長から、国土交通省などの後援を得て第16回会合を大阪で開催することになった経緯等につき説明があった後、昨年大商会頭として実行委員長に就任した佐藤会頭が挨拶を行った。

<第1回 北前船寄港地フォーラムin大阪 実行委員会>(平成27年5月18日)

概要

□日時:2015年5月18日(月) 15:00~16:00
□場所:中之島センタービル29階会議室
□参加者:実行委員会メンバー 佐藤茂雄委員長、堀井副委員長(関西・大阪21世紀協会理事長)、
     野口委員(大阪観光局専務理事)ほか

会合内容:
 冒頭、代表幹事を務める堀井実行委員会副委員長から、国土交通省などの後援を得て第16回会合を大阪で開催することになった経緯等につき説明があった後、大商会頭として実行委員長に就任した佐藤会頭が挨拶を行った。

 「本日の会議は、幹事と事務局の皆様の格別のご準備により心配なく迎えることができており、まずは関係者の皆様に感謝申し上げたい。私自身、水が好きであり、水都の様々な取り組みを行ってきた。またローカルの文化発掘、インバウンド促進の観点から、中国のレストラン経営者などを金沢、鳥取はじめ日本海ルートにご案内をしてきた。中国一行の皆さんは(ゴールデンルートではない)こうした地域にご案内すると大変感激し、日本にこんな魅力があるとは知らなかった、と言われる。それはこれらの地域には、固有の文化が消えずに今も残っているからだ。北前船のルートがなくなっても航路の各都市には独自の文化がしっかり根付いており、九州まで含めてネットワーク化が可能だ。今回のフォーラムは、日本列島各地に固有の文化が残っていることを広くご紹介し、皆様にお示しできることに意義があるのではないか。」と挨拶を行った。

 引き続き加藤事務局長(関西・大阪21世紀協会エグゼクティブ・プロデューサー)より、本番となる7月17日の会議概要や当日のスケジュールなどの説明があり、その後参加者間で意見交換が行われた。その際、佐藤会頭は、「北海道の昆布が大阪に運ばれて出汁文化が育まれ、食文化が醸成されてきた。こうした各地に残る様々な文化を上手く演出して紹介する機会を増やしていくべきだ。北前船は九州近郊まで廻船ルートが含まれており、今後はこうした地域にも声をかけて、広く物産コーナーを会場内に設置することなども必要ではないか」とアドバイスを行った。今回、第16回目を迎える北前船寄港地フォーラムin大阪は、「今、水都大阪から!現代版北前船 新・日本海ネットワーク2015 北前船が繁栄させた経済圏と文化圏を現代の観光に蘇らせる。」をテーマに、太閤園をメイン会場として全国の寄港地都市から秋田商工会議所の会頭など約700名の参加が見込まれている。前回は昨年京都府宮津市で開催されており、日本海側でない都市で開催されるのは今回の大阪が初めて。


CIMG1478.JPG「第1回実行委員会で挨拶を行う佐藤会頭(中央奥)」
CIMG1483.JPG「参加者向け案内状」
CIMG1482.JPG「これまで15回はいずれも日本海側の寄港地で開催されてきた。」