在大阪ベトナム総領事館 チャン・ドゥク・ビン総領事との懇談(平成26年8月12日)

 佐藤会頭は、本年7月大阪に着任したチャン・ドゥク・ビン総領事と8月12日に意見交換を行った。
今回で6代目となるビン総領事は、これまで同国外務省のアセアン局中心にキャリアを積み重ねており、今回大阪赴任が初めての日本駐在。

在大阪ベトナム総領事館 チャン・ドゥク・ビン総領事との懇談 (平成26年8月12日)

概要

 □日時:2014年8月12日(火) 11時~11時45分
 □場所:大阪商工会議所 3F 貴賓室
 □参加者:在大阪ベトナム総領事館 チャン・ドゥク・ビン総領事、サウ副総領事、ホア商務担当領事
      大阪商工会議所 佐藤茂雄会頭、灘本正博専務理事、丸山新二国際部長

 □会合内容:概要は以下の通り。
 席上、佐藤会頭は、「これまで本会議所はベトナムと大変親しい関係を築いてきた。大阪・関西の中小企業もロンドウック工業団地をはじめ、貴国に数多く進出している。昨年訪問したベトナム航空には、(日本人ビジネスパーソンによる)航空チケットの手配が混み合って難しいことから、機材の大型化や増便を繰り返し働きかけており、3月にサン国家主席が来阪された折にも、タイン会長に直接お願いを行ってきた。ぜひ、総領事の最初の仕事として取組み、今年中に実現して欲しい。」と要望を行った。

 これに対してチャン・ドゥク・ビン総領事は、「ビジネス、観光客の交流を増やすためにも増便に賛成だ。私自身もエアバス320型の機材は小さいと感じている。ベトナム航空は近く株式を上場する話もあるので、良く調べて対応したい。総領事在任中には、①大阪・関西の中小企業によるベトナム進出の支援、②ベトナムの農産物、水産物の品質向上と日本への輸出拡大、③ベトナム人の人材育成に注力したいと考えている。」と述べ、日本の協力を得てハイテク産業やインフラ整備にも取り組みたいと抱負を語った。

 懇談を終えた佐藤会頭は、「これまで我が国に駐在された経験をお持ちの大使や総領事は、日本を離れても大変好意的な感情を持っておられると伺い、改めて日越間の絆の深さを感じた。マグロの日本への輸出も着実に進んでいるようで、うれしい限りだ。これまで3代の総領事とおつきあいしてきたが、今後も交流を深めていきたい。関空とベトナムを結ぶ空のネットワークを充実してもらい、早くサン国家主席のところに御礼を述べに伺いたい。」と感想を述べた。

CIMG9180.JPG「懇談を行うチャン・ドゥク・ビン総領事(左から2人目)と佐藤会頭(右から2人目)」

CIMG9183.JPG「ベトナムに進出しているエースコック社の大阪ラーメンをチャン・ドゥク・ビン総領事(左)に贈呈」

CIMG9185.JPG「左からサウ副総領事、ビン総領事、佐藤会頭、灘本専務理事、ホア商務担当領事で記念撮影」