大阪商工会議所 HOME
X.会員サービスの向上と組織強化

会員交流事業の拡充

・平成13年度会員の集いの開催
 本会議所は、「交流から創造へ」を全体テーマとして、会員企業の交流促進とビジネスチャンスの拡大を目的に、「平成13年度会員の集い」を開催した。その一環として、1月31日、2月1日の2日間にわたって、調達見本市「買いまっせ!売れ筋商品発掘市」を実施したほか「特別講演会」、「ビジネス交流会」を併せて開催した。 
 調達見本市「買いまっせ!売れ筋商品発掘市」は、大手小売業と消費財を取り扱う中堅・中小企業(製造業、卸売業など)との新規取引の促進をねらいとして開催したもので、日本を代表する百貨店やスーパー、大型専門店26社のバイヤーが調達側としてブース出展し、中堅・中小企業が売り手側として来場するこれまであまり例のない、新しいスタイルの商談会。マイドームおおさかで開催し、会期中大阪を中心にして全国各地から845社1,157人の来場があった。2日間の商談件数は3,238件にのぼり、ビジネス交流が活発に行われた。来場者アンケート調査(有効回答数425人)によると、「成約の可能性がある案件」が231件、「商談を継続する案件」が693件と今後の成果が期待される。
 また、1月31日に開催した「特別講演会」では、(株)堀場製作所取締役会長の堀場雅夫氏を講師にむかえ「21世紀の経営」をテーマに講演会を開催し、会員600人が参加した。
 2月1日の「ビジネス交流会」では、アウトソーシングをテーマにした講演会と会員企業28社の自社PR、参加者相互の情報交換会を開催し、会員企業計120人が参加した。

・大商交流パーティーの開催
 本会議所は、本年度の会員交流事業のキックオフイベントとして、8月2日にホテルニューオータニ大阪で、大商交流パーティーを開催した。本会議所会員増強運動名誉サポーターの桂三枝氏による「共に熱き大阪を」と題する特別講演のあと、懇親パーティーを実施した。また、パーティー会場内には参加企業のパンフレット置き場を設け、一堂に集った参加者1,050人が名刺交換をはじめ自由に、ビジネス交流を行った。

・月例ビジネス交流会の開催
 平成13年8月から、会員企業のビジネスチャンスの拡大と様々な業種間でのビジネス交流の促進を目的に、月例ビジネス交流会を開催した。本交流会は、毎回電子商取引、顧客満足、アウトソーシングなどのビジネスに関わりのあるテーマを設けて、そのテーマに沿った講演会、参加企業の自社PR、各社自由に交流を深める交流会によって構成される。本年度は7回開催し、会員企業の経営者、経営幹部延べ742人が参加し、144社が自社PRを行った。

・パイロット研究会の開催
 コーディネーターやゲストスピーカーによる最新のビジネステーマについての話題提供や参加者同士の討議を通して、新たなビジネスの芽の発見と戦略的なビジネスパートナーづくりを目的に、「パイロット研究会」を開催した。本年度はまず第1グループとして、「環境・リサイクルビジネスの今後の展開」をテーマに、コーディネーターに郡嶌孝・同志社大学教授を迎え、環境関連企業10社を集めて開催した。8月、9月に3回にわたり開催した例会では、赤池学・(株)ユニバーサルデザイン総合研究所所長、柴田政明・(株)エイワット代表取締役をゲストスピーカーに招き、環境ビジネスについて熱心に議論・意見交換が行われた。毎回例会後に開催した交流会では、夜遅くまで参加者間の相互交流を図るとともに、ビジネスパートナーづくりが積極的に行われた。
 また、第2グループとして大阪の新しい土産開発をテーマに、大阪新土産研究交流会(座長:堀川紀年・阪南大学副学長)を3月からスタートした。

・大商ビジネス・リンクの開催 
 中小企業の持つ経営上の強み・弱みを科学的に分析し、相性のよい企業同士を組み合わせて、約半年という短期間で新事業の立案・立ち上げを目指す「大商ビジネス・リンク」(コーディネーター:西山輝・(株)BSO代表取締役所長)を9月12日から2月13日まで計10回開催した。参加申込み企業23社のうち、面談による選考、参加企業の相性診断などを経て、最終的に12社が参加し、7プロジェクトを立案、実現に向けて活動した。2月13日に開催した「大商ビジネス・リンク成果発表会」では、ダイオキシンを除去する産業用空気清浄機や金属スクリーンの破れを検査する装置の試作品などの実演・展示が行われたほか、建築関連資材の開発・販売の事業提携など計7プロジェクトが発表された。

2003.4.1更新
Copyright(C) 1996-2003 大阪商工会議所