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W.人材の創造育成

人材育成事業の強化

・「会議所経営者大学」ほか各種セミナー、研修の実施
 会員企業の経営革新と人材育成に資するため、経営者から新入社員までを対象に263講座(延べ459日)を開催した。
 本年度は、カリキュラムを一新し、一層充実した内容となった中堅・中小企業向けビジネススクール「大商・グロービスBusiness School」に加え、新規講座として、経営者の右腕となる人材を養成する「取締役のための経営力強化講座」、営業社員を対象とした「営業力レベルアップ夜間講座」、中堅担当者向け「経理エキスパート養成講座」、IT化に対応した人材育成のための「ITリーダー養成講座」、インターネットを用いたeラーニング講座「データベース運用管理スペシャリスト養成講座」などを開催した。
 さらに「会議所経営者大学」をはじめとする経営者向け講座のほか、幹部・管理職から中堅社員、新入社員までの各階層別研修を実施した。また営業社員向けの「営業力強化道場」や「新規開拓セールス講座」、「人事・総務部門の法務&税務マスター講座」、「経理実務基礎講座」「やさしい生産管理実践講座」などの部門別講座、ペイオフ解禁に備えた「金融機関を徹底活用する講座」、パソコンスキルをマスターするための「大商パソコンカレッジ」等を開催した。
 これらに加え、異業種経営者交流プラザ、後継者錬成塾を開催し、経営者の研鑽と交流の場を提供した。本年度の受講者総数は、4,483人であった。

・各種IT講習会の開催
 パソコンスキルの習得と社内情報化を担う人材育成に役立ててもらうため、「大商パソコンカレッジ」を2ヶ所で開講した。
 堺筋本町校では、中高年の初心者にビジネスで活用できるスキルを、時間をかけて身につけてもらう「ビジネスシニア・パソコンコース」など、ゆとりをもたせたカリキュラムの講座を中心に実施。他に、WordやExcelを習得するコース、日商ワープロ検定およびビジネスコンピューティング検定の対策講座など41講座、企業研修の受託などを計174回開催し、1,013人が受講した。
 なんばエール校では、ビジネスに必須のスキルを短期集中で習得する講座と社内情報化リーダーを養成する講座を中心に、8講座を計19回開催。受講者総数は134人であった。

・優良商工従業員の表彰
 昨今の企業ニーズや労働市場流動化の実態をふまえ、今年度より従来の「永年勤続優良従業員表彰」の被表彰資格である勤続25年を満たさずとも、社内で最も高い評価を受けた勤続5年以上の従業員を対象とする「年度最優秀従業員表彰」を新たに設けた。
 会員事業主に被表彰者資格のある優良従業員の推薦を依頼したところ、永年勤続表彰で280人、年度最優秀表彰で164人、計444人の推薦を得た。
 優良商工従業員表彰委員会(委員長:田中太郎・(株)近鉄百貨店取締役社長)で審査した結果、永年勤続で273人、年度最優秀で161人を表彰することになり、11月7日に表彰式典を開催した。これにより、本制度発足以来の被表彰者総数は、15,172人となった。

・各種検定試験の実施
 本年度はあらたに「BATIC(国際会計検定)」を加えて12種目の検定試験を実施したが、その受験申込者総数は6万2千人で、対前年度比6.9%減となった。
 検定試験別の受験者数を見ると、増加したのは「福祉住環境コーディネーター」「ビジネスコンピューティング」の2検定試験にとどまった。

2003.4.1更新
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