プロジェクト・業務紹介Project & Work

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Employee's job introduction 1

国際部山田 恵子Keiko Yamada

入所日:2003年度
※大阪商工会議所と統合した大阪工業会から転籍
出身大学・学部等:
カリフォルニア州立大学 フラトン校 言語学科

あなたが担当しているプロジェクト・業務を教えてください。

関西の水素・燃料電池関連の中小企業の海外販路開拓支援
関西が競争力を培ってきた環境・エネルギー技術(特に水素・燃料電池関連)の海外市場展開を推し進めるため、中小企業の技術集(英文)の作成、海外市場参入のための研究会・商談会の企画運営を行っています。また、北米(米国・カナダ)に視察団を派遣し、現地 の水素ステーションを視察するとともに、業界団体や現地企業との交流・商談の場を提供しました。

関西インターナショナル名刺交換会の開催
在東京外資系企業や外国公館への大阪・関西のPR、在阪企業のビジネスを促進するため、米国商工会議所関西支部、関西中華総商会はじめ、各国経済団体等と連携し、交流事業を実施しています。

新興国市場実態調査団の派遣
インドネシアやフィリピンといった東南アジアの新興国に視察ミッションを派遣します。現地の行政機関や日系企業の訪問、工業団地の視察などを行い、進出を検討する上で役立つ投資環境などの情報を提供します。

海外ビジネスに資する情報を提供するセミナーを開催
在阪企業の海外ビジネス展開に役立つ各種情報提供、実務セミナーを企画・開催しています。

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今の仕事の面白さ・やりがいはなんですか。

水素・燃料電池関連の関西企業の海外市場開拓支援を行っています。初年度は北米を訪問し、現地のクラスター発掘を行い、今年はこれらのクラスターとの連携を活用し、ミッション派遣や海外企業の招聘を行い、日本企業に商談機会を提供しています。実際に、支援先の1社は海外メーカーとの商談が進み、取引が開始するなど実績が出ています。「目的に向けて事業スキームを構築し、行政と連携して、オール関西で企業を支援すること」が大商の使命であり、そこに存在意義があると思っています。

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逆に、難しいところ・気を遣う点はなんでしょうか。

・難しいところ
海外企業は来阪や予定を直前にキャンセルするケースが多いため、常に代替案を持って冷静に対処することが必要となります。

・気を遣う点
海外の要人や在日大使館、領事館関係者など普段ではお目にかかれない方々に対応する機会が増えるためマナーや言葉遣い、行動などが失礼にあたらないよう細心の注意を払っています。

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これからどんなことに挑戦していきたいですか。

国内市場だけでなく、海外市場の開拓・事業展開が、企業の国際競争力の強化に繋がると考えています。
今後の成長産業(AI、IoT、ロボットなど)の海外クラスターやベンチャー企業、ベンチャー支援機関との連携・交流に目を向け、共同技術開発や事業提携の方向性を見据えた事業を会員企業に提供したいと思っています。

年間を通した仕事のフローと、ある一日のスケジュールを教えてください。

  • 4月~6

    ・委託事業申請書の作成(事業計画・予算書)
    ・産業交流センターの監査
    ・カナダデー祝賀会の実施

  • 7月~9

    ・海外市場・法規制に関する情報提供をする「水素・燃料電池関連 欧米市場参入研究会」の実施
    ・新興国視察団の訪問先を決めて案内
    ・大手海外企業を招聘した「オープンイノベーションフォーラム・商談会」の実施
    ・国際ビジネス委員会の開催
    ・技術集の作成

  • 10月~12

    ・関西インターナショナル名刺交換会の実施
    ・北米実務ミッション(視察団)の派遣
    ・委託事業の中間監査の実施

  • 1月~3

    ・新興国視察団の実施
    ・海外の環境関連の中小企業を招聘した「グリーンテックフォーラム」を実施
    ・委託事業の最終監査の実施

ある一日のケジュール~海外出張前日のある日~

6:00

起床。電車の中で、日経新聞と燃料電池メルマガに一通り目を通してから熟睡。

9:20

オフィス到着。上司・同僚に挨拶し、パソコンを立ち上げてメールチェックする。9時半始業の時差出勤制度を利用しているため、朝は少しゆっくり。

10:00

訪問先の米国商務省より配布予定の資料が届いていたため、現地の通訳に資料を送付する。打ち合わせ資料の準備。

10:30

旅行会社とスケジュール・段取りについて最終確認の打ち合わせ。

12:00

昼休み

13:00

現地より水素ステーションの見学が可能となったとの連絡がある。急遽、旅行会社に連絡し、バスなど変更を要請。
またプレスが見学可能かどうかを現地に確認するとともに、ステーションの関連資料を取り寄せる。

14:00

変更点とステーションの概要を現地の通訳と参加者に連絡。

15:00

フィリピン領事館の商務参事官が新任の挨拶で来所。2月のフィリピン視察団派遣に向けて情報収集と協力を依頼する。

16:00

ミッション持ち物を準備(プレゼン資料・企業集・団員名簿・手土産など)現地の訪問者の略歴と名前を覚える。

19:00

業務終了

20:00

電車内で熟睡

21:00

帰宅

22:00

出張の荷造り、資料と土産物でスーツケースの半分が占領されるため、荷造りに格闘し、なくなく、
セーター2枚を持参することを諦める。

24:00

就寝

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