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ニューズレター(支部概況報告)No.174 2005.6.17

テーマ
1.工夫ある経営で頑張っている中小企業                     

○製品特性と社長の熱意でシェア拡大
 昨年から今年にかけて新潟県中越地震、福岡県西方沖地震と自然災害が相次ぎ、防災意識が高まっている。そうしたなか、(有)エイチ・エス・リンク(平野区長吉長原1-7-6-207 TEL. 6700-2327 http://www.geocities.jp/hslmuku/)は、優れた製品特性を有する臨時ヘリポート用夜間灯火設備「リンクライト」を中心とした防災設備を開発・製造・販売し、官公庁を中心に販路を拡大している。
 「リンクライト」とは、緊急災害時に病人・けが人の搬送等で学校の校庭等を臨時ヘリポートとして利用する際の夜間灯火設備である。軽量・コンパクトな設計なので、おとな一人でも自家用車で移送可能であるほか、従来の他社製品は設置完了までに約1時間を要するものもあるが、「リンクライト」は約5分で設置可能であり、お年寄りでも設置できるほど取扱いも容易である。このように「リンクライト」は単なる「備え」ではなく、実際に1分1秒を争う緊急災害時に、実際に有効利用されるための様々な特性を有している。過去、宮城県での急病人の搬送に効果を発揮し、現地の新聞でも紹介された。
 こうしたユニークな製品を扱う同社は、社長自らが全国各地の自治体、消防局等を飛び回り、社長自身のヘリコプター操縦経験を活かしたヘリポートの有効活用を提案するコンサルティングを交えた営業活動を積極的に展開している。そうした社長の熱意と製品の特性が評価され、絶えず東海地震発生の危険性にさらされている「防災先進県」の静岡県で採用されたことを契機に、着実に官公庁を中心にシェアを拡大している。
 これまではこの「リンクライト」や吹き流し等のヘリポート用関連製品を中心に事業を展開してきた同社だが、今後はこれらの製品のみならず、防災設備全般へ視野をひろげている。防災備蓄用ガソリン缶のほかラジオ、自転車等被災時に実際に役に立つ製品、万一の際の「困った」を「助かった」に変える製品を提案・開発・製造・販売する“防災工房”としてさらなる飛躍を目指している。
(東住吉・平野支部)

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