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ニューズレター(支部概況報告)No.174 2005.6.17

テーマ
1.工夫ある経営で頑張っている中小企業                     

○夢と情熱をかけて新分野に挑戦
 天王寺区夕陽丘に所在する(有)ナンヨークラフト(天王寺区上汐6-1-11-102 TEL. 6775-5321)の川村氏は、外国語が堪能で数カ国語をこなすマルチリンガルの経営者である。外国語の習得法については、現地パートナーと心を通じた付き合いをしたいとの思いを持てば必ずマスターできると言う。
 マルチリンガルであるので、ヨーロッパ、東南アジアにおいては現地語での会話を通して、腹を割って話し合える友人を多く持っている。
 もともとの仕事は木材製品を扱っていたが、以前から抱いていたドイツ語を活かした仕事をしたいとの夢を現実化するため、全く新しい分野であるワインとチーズ販売業に転進した。それも親しい友人がいて人脈のあるスイスから、日本では希少価値のあるスイスワインと山のチーズの輸入を始めた。販売先で一番の得意先は、意外にもスイス観光帰りの日本人客。ワインは重く嵩張るので、帰宅後のおみやげとしての需要である。
 経営者は、当支部の講習会に参加したなかで、経営革新について思い当たり、さらに新たな事業進出を決心した。注目したのはアイアン表札で、この事業では過去からの人脈がフルに活かされた。ヨーロッパの技術と東南アジアの匠の技の合体で、思い通りの製品に仕上がった。
 今は、営業活動に全力を注いでいる。ホームページの作成も自分で行い事業拡大を行っている。その結果、売上は順調にのびている。商品については、さらにエクステリア商品全般への拡張を考えている。
同経営者の事例は、新分野への進出を考えるうえで、重要な示唆を与えてくれる。新分野進出を行う場合には、夢、意思、人脈、得意技術の背景が必要であり、ロマンとクールなノウハウの裏付けがなければ簡単にすすめられない。
 思いつきだけでは新分野の事業は行えない。普段のスキルアップの積み重ねが重要である。
(天王寺・阿倍野支部)

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