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ニューズレター(支部概況報告)No.174 2005.6.17

テーマ
1.工夫ある経営で頑張っている中小企業                     

○縁起と品揃えをアピールする陶器店
 風水では、「西方に黄色を置くと財運に通じる」とされる。店頭には、黄色や金色の大小様々な大きさの招き猫が座っている。幸運をより多く呼び込むかのように、招きの手が耳より長くなっている。素材は、伝統的な常滑焼からコミカルな美濃焼まで多種多様である。
 この店は、長さ日本一の天神橋商店街のほぼ中央の一角にある「素敵な器と出逢う店・ヤマヒデ」( 北区天神橋5-5-2 TEL. 6351-3582 )である。初代が昭和10年代に創業した老舗の陶器店で、現代表者の岡本久嗣氏は三代目の若主人である。店内には清水焼、有田焼等の高級品から日常使用する普及品に至るまで、産地直送で仕入れた約2000点の陶器がところ狭しと並んでいる。
 陶器は、典型的な伝統商品である。しかしながら、伝統だけでは商売に限界がある。三代目は、伝統を重視する一方で「おもしろみ」も大切にしている。最近の流行になっている風水のような縁起ものを積極的に取り入れようとしたのもそのためである。店内には開運招き猫だけでなく、カラフルな風水箸や縁起茶碗等も多数展示されており、来客の関心を引いている。
同店のモットーは、「この店に来れば、キッチンや食卓に要るものが全て揃う」ことである。フライパンやお鍋、IH調理器対応商品は勿論のこと、最近では次第に入手が困難になっているメイド・イン・ジャパンにもこだわり、豊富な品揃えのもとで確かな品質を提供するように心掛けている。同店では、老舗の店によく見られる頑固な押し付け型の販売ではなく、来客との対話を大事にしている。ソフトな会話の中から新しい商品のヒントが得られるという。岡本オーナーは更に品揃えを充実させ、より多くの幸運を提供したいと頑張っている。
(北・都島・福島支部)

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