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ニューズレター(支部概況報告)No.173 2005.5.20

テーマ
1.工夫ある経営で頑張っている中小企業                     

○ユーザーニーズに対応しトップシェア企業へ
 (株)ミノル工業所(平野区平野北2-6-7 TEL. 6792-5150)は、段ボール生産機械で使用されるドクターブレード等を製造している。ブレードは、段ボール生産設備の消耗部品であり、無ければ機械が止まってしまう重要なもの。
 同社は前社長(現代表者の夫)が、立売堀の材料問屋に勤務後独立。材料知識を活かし、販売先に素材の提案をすること等により得意先を増やしてきた。
 現在ではブレードのトップシェア企業となっている同社も、最初から順調であった訳ではない。段ボール生産機械の大手メーカーに対し、品質には自信を持って売込んだものの、ブランドの無い同社製品は検討もされなかった。同社は段ボールメーカーのニーズに対応し、大手同業者メーカーができない短納期で対応。品質・価格の割安感もあり徐々に信頼を獲得し、同社製を採用する企業が増加した。採用する企業の増加から、大手メーカーとしても無視できなくなり、現在では同社機械の純正部品に採用されている。他社製機械でも、品質・納期・価格の優位性から補修用ブレードはほとんど同社製が使用されているとのことである。
 生産設備面では、最新のNC工作機を導入するなど機械化には積極的で、製品の生産性及び品質向上や、従業員の作業環境改善を図っている。社長は、従業員も家族の一員と考えて処遇しており、社内は暖かい雰囲気の中にも一丸となった前向きな活気がうかがえる。
 社長は、昨年他界した前社長(夫)とともに夫婦で頑張ってきた40年余を振り返り、「曲折はあったが同社の信用と今ある姿は、多くの人から頂いた恩の上に成り立っている」との謙虚な姿勢。経営者として、得意先や従業員等に対する責任も強く意識しており、この謙虚さと責任感が同社の企業風土としても浸透している。
(東住吉・平野支部)

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