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ニューズレター(支部概況報告)No.173 2005.5.20

テーマ
1.工夫ある経営で頑張っている中小企業                     

○自転車は大阪の十八番!鳶工事施行業者がモノレール自転車を試験製作
 ハイキングしていると山の斜面に木々を縫うようにして鉄のレールが伸びていることがある。工事用に資材を運搬するモノレールである。山間部を開通する高速道路や、堰堤の建設等数百メートルも高低差がある現場と麓までの往復を担当する。残念ながら人が乗ることはできない。職人は車で遠回りするか歩いて登る。無理を承知で荷台に載って怪我をするケースが跡を絶たない。
 そこで、長年モノレールを扱ってきた(有)FIRST PLANの社長(ファーストプラン 鶴見区今津中1-2-26 TEL.6963-0225 FAX.6963-2384)が思いついたのが「人が乗れるモノレール」である。といっても従来の資材運搬用のモーター付貨車では危険も伴い、役所の許可も簡単には下りない。そこで、自転車に注目した。自転車をベースにして工事用軌道(レール)を流用して走る安全な乗り物を作りたいと、試作車を手製で2台作り上げ、方々に事業化を持ちかけている。見た目はなんとも不思議で少し滑稽な気がしないでもない。自転車遊具として、あるいは実用としての可能性はあるかもしれない。5月2日には中ノ島で開催されたGWの催しの一つとして出品した。
 「鳶の工事業者が乗り物の開発へ!」こういう一見無茶とも思える発想は大事にしたい。「異業種への挑戦、新規事業の創設に結びつくかもしれない!」と思うと夢があり、経営指導員として、また自転車好きとしても応援したい。
 あまり世間で認識されていないかもしれないが、大阪には世界的にも有名な(スポーツ用なら神のような存在の)自転車部品メーカーがいくつかある。自転車の利用促進・普及は大阪の地場産業に好影響を与えるのは間違いない。大阪の事業主だからこそ自転車を使ってさまざまな発想を産み、チャレンジしていくのは正しいのではないか。
(旭・城東・鶴見支部)

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