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ニューズレター(支部概況報告)No.172 2005.4.22

テーマ
2.工夫ある経営で頑張っている中小企業

○ホームページの作成・公開によって売上増進している老舗商店
 湯浅蒲鉾(株)(代表取締役 湯浅昌保氏 西区九条2-24-12 TEL..6581-9344 FAX.6582-6534)は、西区九条の祝生会商店街の一角にあり創業は明治40年代に徳島、阿南の名物である「竹ちくわ」を販売したことに始まる。現代表者の湯浅昌保氏の家族を中心にかまぼこ・天ぷらの製造、販売を行っている。
 当支部の山上経営相談員・ITコ−ディネ−タ・中小企業診断士のアドバイスにより、同店はホームページを作成し、売上が増進している。更にホームページ開設後も、更新作業を繰り返し集客に努力している。
 当初は手づくり蒲鉾を贈答用にという一般消費者が中心であったが、最近はトヨタ自販等の法人顧客も獲得できるなど更なる売上の増進が見込まれている。“美味しい物を食べたいお客様に、手づくり無添加自家製造品を届ける”をコンセプトに、自社製品を全国へ発送している。ホームページでは、商品紹介のみならず製造プロセスを紹介。安全な材料で、手づくり商品の良さをアピールすることで自社の強みを発揮している。「蒲鉾は材料の魚が命。作るものによって原料を選ぶことが大事。皮や骨を丁寧に除いて、身を真っ白になるまで水にさらすので、臭みや雑味を感じず召し上がっていただけます。」と社長。納得のいく材料で、丁寧に作り上げる。でも、値段はあくまでも手頃に、とのことだから人気が高い。雑誌の「日本一美味しい「お取り寄せ」はこれだ !の練り物グランプリ」にも選ばれた。
 山上経営相談員によって更新を定期的に行い、各種検索エンジンへの登録、情報活用営業についてアドバイスを受け、同店だけでなく将来的には同商店街も視野に入れてのITビジネスモデルの構築を図っている。ITの活用により商圏が当初は関東からであったが、現在では全国的に広がり多数の新規顧客が獲得できた。購入のお客様からお礼のFAX、手紙もいただき製造と配送準備で忙しい日々を送っている。
 現在ブロードバンドの普及により、消費者がインターネットを活用して安くて良い店舗や商品情報の収集・検索による購入、顧客の高齢化・少子化等々による買い物行動の変化等々、商店街を取り巻く経済環境はいままでとは質的に変化してきている。同店は外部環境が大きく変化する時代に経営資源をうまく対応させ、経営革新を行っている事例といえる。今後は個人情報保護法・プライバシーマーク取得への取り組みも支援していきたい。URL http://cwoweb2.bai.ne.jp/yuasa/ 検索エンジン検索は、「湯浅かまぼこ」で検索できる。
(此花・西・港支部)

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