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ニューズレター(支部概況報告)No.171 2005.3.22

テーマ
1.工夫ある経営で頑張っている中小企業 

○日米で特許申請中の取付器具は応用分野が多彩
 A社は、輸入ギターの小売専門店である。代表のE氏が開発した様々な分野で活用できる「取付器具」は、日米で特許を申請中であるが、昨年12月、応用商品として「ギターショルダーの留め具」を製造し全国の楽器店で販売し始めた。
 そもそもギターショルダーの歴史は、1800年代後期にギタリストが流浪しながら演奏する時に、必要に応じて用いられたと考えられている。ギター本体の突起部にショルダー先端のスリット部分を差し込む取付方式が、1世紀以上経ってもかわっていなかったのが現状である。
 そこで、何度も取り外しするうちに緩くなり外れやすくなるスリット部分の問題点を改善するため、強い力がかかっても外れにくい構造でワンタッチ着脱が可能な強化プラスティック製「ギターショルダーの留め具」の開発に取り組み始めたのが今回の商品化のきっかけであった。
 ギター愛好家の間で徐々に広がりつつある「ギターショルダーの留め具」であるが、同社の「取付器具」は物の吊り下げや取り付け等の機能(大阪府の公式引っ張りテストで強度120kgの数字を得ている)を有しているので、音楽分野のみならずスポーツやアウトドア用品(例えば、カヌーを車等に積む際に取り付ける器具、ゴルフバッグや旅行用スーツケースの留め具等)、乗り物や介護分野における安全ベルトとして活用が可能であり、今後、様々な製品への応用が期待できる。
(中央支部)

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