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ニューズレター(支部概況報告)No.171 2005.3.22

テーマ
1.工夫ある経営で頑張っている中小企業 

○取引先とのコラボレーションにより、ペクチンゼリーの積極的な商品展開
 アポロ食品工業(有)(代表者 D氏 城東区野江2-20-3 TEL:06-6931-0089)は、ゼリー菓子の製造を行っている会社である。同社は、先代が昭和30年に個人創業したものであるが、昭和48年の法人化の前後からペクチンゼリーの製造を手掛けた。以来、永年の経験の中、同ゼリー製造のノウハウを培ってきた。
 ゼリー菓子の材料は一般的には寒天やゼラチンが主流であるが、同社はペクチンを使用しており、これを材料とするゼリー製造の専業者は関西では同社のみである。ペクチンゼリーの特徴は、早く凝固して作業効率がよいのに加え、酸性であり品質保持に優れているほか、なんと言っても食感が良い点にある。
 社長は近年、商品開発に積極的に取組んでいる。昨年夏には、取引先であるN社とタイアップして、健康関連商品「プチトマトゼリー」・「黒豆ゼリー」・「ブルーベリーゼリー」の商品開発を行った。なかなか好評で、今後は「たまねぎゼリー」・「ごまゼリー」等の拡大を考えている。
 また、最近デパートを中心に菓子類の“ばら売り”・“量り売り”の商品展示が人気を博しているが、取引先K社と販促検討を行い、最近それに対処した商品対策を採った。ばら売り商品は、袋詰の商品と違い、ゼリーが入った一つ一つの包装紙に品質表示をする必要があり、特に賞味期限は商品の製造と同時に表示が要る。そのため、印字用プリンター(連続式ホットロールプリンター)の導入を図ったもので、これについてはマル経融資資金を活用した。近々量産化の予定である。
 「“多品種少量”の消費者ニーズに応えるため、ペクチンゼリーの商品開発をなお一層推進していきたい。そのためには、今後も取引先とのコラボレーションを積極的に展開したい。」とのD社長の言であった。
(旭・城東・鶴見支部)

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