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大商ニュース   2016/9/25号



国に税制改正を要望
次世代投資の促進措置など42項目

 大阪商工会議所は、このほど「平成29年度税制改正に関する要望」を首相はじめ政府関係機関や与党幹部などへ建議した。同要望は、大商会員へのアンケートや実務者の意見を踏まえ、税制委員会(委員長=北修爾・阪和興業会長)で取りまとめたもの。今回は、成長力強化に向けた「次世代投資や研究開発の促進措置」や省人化投資支援などの「人手不足対策」をはじめ、全42項目にわたり要望した。
 要望では、日本経済が減速感を増す中で、政府が取り組むべきは、中長期を見据えた成長基盤の強化や、人手不足など成長阻害要因の解消であると強調。また、力強い経済成長を実現するためには、中堅・中小企業の活力増進が不可欠と主張した。
 その上で来年度改正では、企業の成長基盤の強化に向け、IoT(モノのインターネット化)、人工知能(AI)など先端機器やシステムの導入費用を法人税から軽減する「次世代投資促進税制」の創設や「研究開発促進税制」の拡充、「事業承継税制」の抜本強化などを求めた。
 成長のボトルネックとなっている人手不足対策として、事業所内託児所の設置支援措置や、省人化ロボットなどの導入を支援する「省人化対策支援税制」の創設などを求めた。
 他方、外形標準課税の中小法人への適用拡大など、政府・与党における中小法人への課税強化の動きに強く反対した。消費増税の先送りを受けて、消費税の軽減税率やインボイス制度について、改めて導入の取りやめを含めてゼロベースで見直すよう求めた。
 さらに、大阪府・大阪市に対しては、法人住民税・事業税の超過課税の撤廃や、大阪への本社機能の移転・拡充を促進する税制の創設などを求めた。
 今後、大商では、同要望の実現に向けて政府関係者・与党に働きかけていく。

【問合せ】経済担当TEL6944・6304


景況感3期連続マイナス
製品価格、約6割が「適正」 経営・経済動向調査

 大阪商工会議所は、関西経済連合会とともに四半期ごとに実施している「第63回経営・経済動向調査」の調査結果をこのほど、発表した。調査は、8月22日〜9月5日に1652社を対象に行い、452社から回答を得た(有効回答率27.4%)。
 7〜9月期のBSI(「上昇」から「下降」の割合を引いた指数)は、国内景気についてはマイナス13.6と、3期連続で2桁のマイナス。自社業況についてもマイナス3.8と、3期連続のマイナスとなった。ただし、大企業がプラス圏(5.5)に回復しているのに対し、中小企業(マイナス11.4)はマイナス幅が拡大しており、企業規模により格差が見られた。
 現在の製・商品の販売価格が適正な利益を反映した価格水準かどうか尋ねたところ、約6割の企業が「概ね適正価格である」と回答。しかし、適正価格を下回っていると回答した企業も3割強あり、中小企業や製造業では約4割に上った。適正価格を下回っている企業に対し、主な要因を尋ねたところ、「国内他社との価格競争の激化」(77.7%)との回答が最も多く、「顧客や消費者が価格に敏感」(44.6%)、「親会社・取引先による値下げ要請」(35.8%)が続いた。利益を最も圧迫している要因としては、「製・商品の販売価格の値下げ」(60.8%)が最も多く、「人件費の上昇」(32.4%)、「原材料、仕入れ価格の上昇」(31.1%)が続いた。詳細はホームページ(http://www.osaka.cci.or.jp/index2-08.html)に掲載。

【問合せ】経済担当TEL6944・6304


「入出国審査体制の強化を」
倉持副会頭、法務相と国土交通相に要望

 関西国際空港全体構想促進協議会(構成=大阪商工会議所、大阪府、大阪市など87団体)は6日、「関西国際空港の強化に向けた要望」の実現を働きかけるため、金田勝年法務相、石井啓一国土交通相らを訪問し、大商からは倉持治夫副会頭が出席した。
 一行は、関西国際空港の旅客人数が順調に増加するなか、入出国審査の長時間化が大きな問題になっていることを説明し、受け入れ体制の強化のため入国審査官などの増員や観光ビザの緩和、関西国際空港のアクセス向上などを求めた。
 それに対し、大臣らは、「関空が盛況なのは喜ばしい。訪日外国人は今後さらに増える」と述べた上で、「急激なインバウンド増への対応のため、審査官の増員や、審査ブースに並んでいる間に、外国人が自分で顔写真や指紋をとれる専用カート『バイオカート』の関空への優先導入を決めた。今後も予算や制度改正など、必要な対応を検討する」などの発言があった。

【問合せ】地域振興部TEL6944・6323


大阪ステーションシティでポスター展
大阪検定PRに

 大阪商工会議所は、「大阪検定ポスター展」を10月5日まで開いている。このポスター展は、同検定の問題を盛り込んだユニークなポスターを大阪市営地下鉄とJR西日本大阪環状線の合計95駅に掲出しているもの。
 その一環で、大阪ターミナルビルの協力を得て、9月12〜16日、大阪ステーションシティ時空の広場(大阪市北区)に大阪環状線19駅に掲出中のポスターを展示した。ポスターはホームページ(http://www.osaka-kentei.jp/poster/)でも閲覧可能。同検定の申し込みは10月5日まで。

【問合せ】地域振興部TEL6944・6323


買いまっせ!売れ筋商品発掘市
早期割引は10月17日まで

 大阪商工会議所は、11月2日、「第20回買いまっせ!売れ筋商品発掘市」を開く。10月17日までに申し込み・入金頂くと参加費が2割引きになる。
 これは、海外企業や日本を代表する大手流通業75社のバイヤーが買い手企業としてブースを構え、そこに全国の中小製造業・卸売業が売り手企業として直接売り込みをかける「逆」商談会。
 10月17日までに申し込み・入金の場合は会員1人8,000円、一般同1万6,000円、10月18日以降の申し込み・入金の場合は会員1人1万円、一般同2万円。詳細はホームページ(http://www.osaka.cci.or.jp/uresuji/)に掲載。

【問合せ】流通担当TEL6944・6440


台湾3都市へ視察団
シルバー市場動向を探る

 大阪商工会議所は11月15〜18日、台湾の台北、台南、高雄の3都市に「台湾ビジネス視察団」を派遣する。団長は中国ビジネス特別委員長の桑山信雄・伊藤忠商事理事。
 台湾の有力企業で構成される経済団体である台湾三三企業交流会の会員企業との交流会や、先進的な介護機器メーカーや大規模介護施設などの見学に加え、約200社が出展する介護関連の展示会「Elder Care Asia 2016」の視察などを行う。高齢化が進む台湾のシルバー市場動向を学ぶとともに、両国企業の連携による効果的なアジア展開の可能性を探るのが狙い。
 参加費は、エコノミークラス利用で1人15万〜19万円程度。申し込みは9月30日まで。ただし、申し込み先着順で定員になり次第締め切る。詳細はホームページ(http://www.osaka.cci.or.jp/event/seminar/201608/D11160919033.html)に掲載。
 同視察団は、大商が今年3月に台湾三三企業交流会と締結した業務協力覚書(MOU)に基づく具体的な交流事業の第一弾となる。

【問合せ】国際部TEL6944・6400


最後のフロンティア
東アフリカへビジネス視察団

 大阪商工会議所は、11月1〜9日、タンザニア、ケニア、アラブ首長国連邦に「東アフリカビジネス視察団」を派遣する
 最後のフロンティアと言われて久しいアフリカでの新たなビジネス機会の創出に向け、東アフリカのハブとなるケニア・ナイロビや経済成長率7%を維持するタンザニア・ダルエスサラーム、中近東アフリカのゲートウエーと目されるアラブ首長国連邦・ドバイを視察する。
 複数の国際見本市や異なる国の同系列スーパーマーケット、複数のショッピングモールを視察。現地に駐在員を置く日系企業や団体などを訪問する。
 参加費は、エコノミークラス利用で1人53万8,000円から。最少催行人数は10人。申し込みは9月30日まで。詳細はホームページ(http://www.osaka.cci.or.jp/event/seminar/201608/D11161101017.html)に掲載。
 2050年にはアフリカにおける人口は現在の2倍超の25億人になると見込まれている。今年8月下旬にはケニア・ナイロビで初めて開かれた「第6回アフリカ開発会議(TICAD6)」に安倍晋三首相が多くのビジネスマンらとともに訪問するなど、商機に期待が高まっている。

【問合せ】国際部TEL6944・6411


マクロミクロ−−地獄の経験

 「毎日が地獄のようで大丈夫かなと思った時もあった」。リオ五輪のシンクロで銅メダルを手にした三井梨紗子選手が井村雅代コーチの練習を振り返った言葉である。
 何時ごろからか、甲子園に出場する高校野球の選手が「試合を楽しみたい」と語るようになった。かつては、猛練習に坊主頭、そして体罰と古い軍隊さながらの世界だっただけに初めて聞いた時は、ちょっとした「変化」を感じた。
 オリンピックであれ他の競技の世界大会であれ、常々日本の選手はプレッシャーに弱い、ここ一番で脆い、と言われ続けてきた。その「伝統」は今も引き継がれているのは確かである。
 それだけに、リラックスして自然体で試合に臨むべく「試合を楽しむ」思考を持つことはひとつの有効な手段ではあろう。
 「好きで始めた野球だけど、プロに入った瞬間に野球が仕事になった。最近は『楽しみたい』と言うけど、僕は野球を一回も楽しんだことはない。仕事として19年間、向き合ってきたことが誇りです」
 プロ野球のヤクルトで活躍した宮本慎也さんが引退会見でこう語ったとされる。一流、超一流になるには「楽しむ」前に「地獄」の経験が必要なのかもしれない。(光)


中小企業のためのビジネス講演会
「ものづくりは『演歌』だ!」

 「草刈機まさお」「伝導よしみ」などでネーミング大賞を10年連続受賞し、徹底したユーザー目線での製品づくりで、2015年には内閣総理大臣表彰「ものづくり日本大賞」技術開発優秀賞を受賞した筑水キャニコムの包行均(かねゆき・ひとし)会長が、ネーミング術とものづくりの極意について講演する。事前申込制。
【日 時】11月7日(月)14:00〜15:30
【場 所】大阪商工会議所
【参加費】会員無料、一般5,000円
 詳細はホームページ(http://www.osaka.cci.or.jp/event/)に掲載。

【問合せ】経営相談室TEL6944・6473


「ICT活用ビジネスモデル研究会〜
もうかる仕組みづくりを目指して〜」第2回

 大阪商工会議所は、情報通信技術(ICT)を活用した企業の新たなビジネス展開を支援するため、「ICT活用ビジネスモデル研究会〜もうかる仕組みづくりを目指して〜」(全4回)を開いている。2回目の今回は、ドクター・オブ・ジ・アースの河村賢造代表取締役が卸売業でのICT活用事例を紹介する。事前申込制。
【日 時】10月4日(火)15:00〜17:00
【場 所】大阪商工会議所
【参加費】会員8,000円、一般12,000円
 詳細はホームページ(http://www.osaka.cci.or.jp/event/)に掲載。

【問合せ】経営相談室TEL6944・6473


京阪神の医療産業
総合展示会でPR

 大阪商工会議所が主催する次世代医療システム産業化フォーラムは、8〜11日、神戸国際展示場で開かれた「国際フロンティア産業メッセ2016健康・医療特別展示」に、共催団体の京都と神戸の商工会議所と共同でブース出展した。
 今回の出展は、京阪神3商工会議所ライフサイエンス振興懇談会においての関西全体でライフサイエンス産業を盛り上げようとの合意に基づく事業。同フォーラムと関わりのある大阪、京都、神戸の企業(マルイ、クロスエフェクト、深江化成)も参加し、同フォーラムと展示企業をPRした。
 「健康・医療特別展示」はG7神戸保健大臣会合関連イベントとして実施。4日間で2万2400人が来場した。

【問合せ】ライフサイエンス振興担当TEL6944・6484


水都の魅力創出
10月16日まで船で秋を満喫

 水都大阪の魅力を広く発信するイベント「水都大阪フェス2016」が11日からスタートした。10月16日までの期間中、メーン会場の中之島公園や八軒家浜を中心に、大阪市内各所の水辺で、飲食、音楽、アート、芸能などのイベントを集中的に実施。様々なクルーズ船も運航し、市民や観光客が大阪の水辺を楽しむことができる。
 このイベントは2009年から続く大阪の水辺魅力創出に向けた取り組みとして、行政・経済界のトップで構成される水と光のまちづくり推進会議(会長=尾崎裕・大阪商工会議所会頭)のもと、民主導で水都事業を推進する一般社団法人水都大阪パートナーズが主催するもの。
 中之島公園では大阪市役所南側で水辺のビアガーデン「中之島オープンテラス」が毎日営業するほか、芝生広場では10月15〜16日に、気軽にアート作品の販売やクラフト体験ができる「くうそうの島」「あかマルシェ」を実施、クラフトビールや肉料理などを楽しめるフードイベント、ヨガやウオーキングなどのプログラムなどが開催される。
 加えて今年度は、水都大阪の最大の魅力ともいえる「舟運」の活性化をテーマに設定。期間中、中之島の夜景を巡る「中之島ナイトビュークルーズ」や「中之島リバークルーズ」、船内で音楽や飲食を楽しめる企画クルーズ、市内のイベント会場を船でつなぐ小型船周遊クルーズなど様々な舟運プログラムが展開される。
 詳細はホームページ(http://suito-osaka.jp/fes2016/)に掲載。

【問合せ】地域振興部TEL6944・6323


留学生との出会いの場
11月30日出展募集

 大阪商工会議所は11月30日、外国人留学生を対象とした「合同企業説明会in関西大学」を開く。現在、出展企業を募集している。
 この説明会は、外国人留学生の採用計画がある企業と、高度な知識を有する外国人留学生との出会いの場として実施するもの。日本企業への就職を希望する関西圏の大学や大学院、専門学校などに在籍する来春卒業予定ならびに卒業後1年以内の外国人留学生約80〜100人が来場を予定している。
 参加企業ごとにブースを設け、ブースを訪問する外国人留学生に対し、自社の事業内容や採用スケジュール、採用後の業務内容などを説明する。
 午後1〜5時、関西大学千里山キャンパス(吹田市)で。出展は無料。募集企業は15社(申し込み多数の場合は抽選)。申込締切日は10月14日。

【問合せ】人材採用支援担当TEL6944・6499


ドローン操縦者養成へ
関西初のスクール開講

 大阪商工会議所が協力し、6日、大阪工業大学大宮キャンパス(大阪市旭区)で、産業用ドローン「ミニサーベイヤー」の操縦者養成スクールが開かれた。これは関西では初めて。
 主催は国産産業用ドローンの研究開発やビジネス利用を推進する一般社団法人ミニサーベイヤーコンソーシアムの技能検定委員会。受講者募集などの運営は、大商が事務局を務める同コンソーシアム大阪・関西地域部会所属のE・C・Rが担当した。
 開校式の後、橋の点検業務に役立てようと参加した建設会社の従業員が、ドローンの飛行原理や法規制、フライト実技などを4日間で学んだ。

【問合せ】経済産業部TEL6944・6300


中小対策費の大幅増額を
緊急アピール 西村副会頭が発表

 大阪府商工会議所連合会(会長=尾崎裕・大阪商工会議所会頭)など大阪府内の中小企業関係4団体は15日、「大阪府中小企業再生緊急アピール」を決議し、首相はじめ主要閣僚や大阪府内選出の国会議員らに建議した。
 アピールでは、地方経済を牽引する中小企業の活力増進に向け、価格転嫁対策や資金繰り支援に万全を期すとともに、中小企業対策費の大幅増額やICT、IoTの活用による生産性向上への支援など、より積極的な支援を求めた。一方、税法上の中小法人の定義縮小や外形標準課税の適用拡大には断固反対するとともに、軽減税率制度導入の再検討を求め、インボイス制度は廃止を含めた検討を要請した。また、まちづくり三法を見直し商業者の活力増進に向けた地域振興策の一層の強化を求めた。
 同アピールは4団体のうち大阪府中小企業団体中央会が大阪市内で開いた「中小企業団体大阪大会」で大商の西村貞一副会頭(サクラクレパス会長)が発表し、満場一致で採択された。

【問合せ】総務担当TEL6944・6211


会頭コメント
神戸空港コンセッション(運営権売却)実施方針の公表について

 神戸空港は、関空・伊丹空港とともに大阪・関西の成長に欠かせない重要なインフラである。
 今回、神戸空港がコンセッションを通じ、民間の資金やノウハウを取り入れ、さらなる発展を目指すことは、大阪・関西経済の活性化にもつながるものと思う。(13日)


常議員会開く

 大阪商工会議所は、16日、第19回常議員会を開き、(1)会員加入(2)参与の委嘱の承認(3)副支部長の選任の同意(4)「平成29年度税制改正に関する要望」(5)「大阪府・大阪市の2017年度予算・税制等への要望」(6)「大阪活力グランプリ2016」の実施(7)会頭ミャンマー視察団の派遣(8)ニューフロンティア開拓ミッション「東アフリカビジネス視察団」の派遣(9)委員会委員の委嘱の承認――について審議し、了承した。
 また、(1)副会頭の管掌事項(2)2号議員・常議員・支部長の辞任(3)部会長の補欠選任(4)「大阪府・大阪市・経済3団体首脳による意見交換会」の開催(5)「なにわなんでも大阪検定」の進捗状況(6)「水都大阪フェス2016」、「淀川アーバンキャンプ2016」の開催(7)大阪圏におけるバイオ医療産業拠点形成にかかる要望(8)日台合作映画「おもてなし(仮題)」(9)重要政策課題と今後の景気動向――について報告した。
 なお、常議員会後の会員数は、法人2万958、団体961、個人6,813の合計2万8,732になった。

◆部会長の選任
◎情報・通信部会(9月6日)藤田正樹・オージス総研取締役会長

◆副支部長の選任(9月16日)
◎南支部(平野区)=南幸之助・平野区商店会連盟会長


企業家を学ぶ秋
大阪企業家ミュージアム

 大阪企業家ミュージアムは、11月、企業家について学ぶ様々な講座や展示を行う。いずれも同ミュージアムで。詳細はホームページ(http://www.kigyoka.jp/)に掲載。入館料は会員200円、一般300円。この機会にぜひご来館を。

■ファミリア 創業者から続く経営理念
 大阪企業家ミュージアムは11月2日、講演会「ファミリアがめざす『クリエイティブ経営』」を開く。
 ファミリアの岡崎忠彦社長が、自身の祖母でもある坂野惇子氏の創業の理念を引き継ぎ、さらなる飛躍をめざす経営戦略などについて講演。
 司会は、甲南大学の加護野忠男特別客員教授。
 同社創業者の一人である板野惇子氏は、10月3日から放送予定のNHK連続テレビ小説「べっぴんさん」のヒロインのモデルになっている。
 午後6時〜7時15分。参加費は入館料に含む。講演会終了後には、同ミュージアムスタッフによる館内ガイドも行う(約20分間、自由参加)。

■ホソカワミクロン 100年の歩みとこれから
 大阪企業家ミュージアムは、11月16日、講演会「ホソカワミクロン100年の歩みとこれから」を開く。
 ホソカワミクロンの井上鉄也取締役常務執行役員が、粉体技術の世界トップ企業である同社の創業者・細川永一氏の企業家精神について講演する。
 1930年、世界で初めて粉砕の3原理(衝撃、せん断、摩擦)を統合した微粉砕機「ミクロンミル」の開発に成功した同氏の創業の精神は、「和と誠意と積極性」。
 こうした創業者の信念が現在の事業にどのように継承されているのか、さらには、創業100周年の節目を迎え、未来に向けての新製品・新技術開発など、今後の事業展開についても紹介する。
 午後6〜7時。参加費は入館料に含む。事前申込制。定員80人。
 講演会終了後、同ミュージアムスタッフによる館内ガイドも行う(約20分間、自由参加)。

■関西の企業家を解説 5回連続講座
 大阪企業家ミュージアムは、企業家について総合的に研究する学会「企業家研究フォーラム」(会長=沢井実・南山大学教授)と連携し、11月5日から5回連続で「講座・企業家学」を開く。
 「関西に根ざした企業家」をテーマに、関西で特徴ある経営を実践してきた企業家を取り上げ、研究者が解説する。
 11月5、12、19、26日、12月3日の全5回。いずれも午後3時〜4時30分。参加費は各回2,000円(大阪企業家ミュージアム入館料含む)。

【開催日、内容】
11月 5日「近江兄弟社〜スチュアードシップに基づく相互扶助の社会経済システムの構築を目指して」
11月12日「大阪機械器具卸商の企業家ネットワーク〜山善の山本猛夫をはじめとして」
11月19日「転換期における金融業の生き残り戦略〜廣岡家:加島銀行から大同生命への継承」
11月26日「老舗の覚醒〜大倉恒吉(月桂冠)のFilling Power」
12月 3日「世界最古の企業金剛組の事業承継と組織構造〜25代重則から40代正和まで」

■特別展示で紹介 「鈴木よねと広岡浅子」
 大阪企業家ミュージアムは、10月11日から特別展示「明治・大正・昭和、激動の時代を駆け抜けた女性企業家〜鈴木よねと広岡浅子」を開く。
 「お家さん」として鈴木商店を守り抜いた鈴木よね氏、NHK連続テレビ小説「あさが来た」で一躍その名が知られた大同生命創業者の一人である広岡浅子氏。
 明治・大正・昭和という激動の時代に関西で活躍した女性企業家の足跡を通して、企業の発展に様々な形で貢献した女性の姿をパネルと写真で紹介する。
 特別展示の見学料は、入館料に含む。


【問合せ】大阪企業家ミュージアムTEL4964・7601


地域に密着−−支部の活動

◆過重労働・メンタル対策のための就業規則の見直し方※
◇北支部=10月5日午後2〜4時、同支部
◇東支部=同12日午後2〜4時、ニッセイ京橋ビル
◇北支部=同21日午後2〜4時、淀川工業会
◇南支部=同24日午後6〜8時、同支部で。
起こりうる労務トラブル(過重労働、メンタルヘルス問題など)を取り上げ、就業規則の作り方や見直し方を解説する。会員無料、一般5,000円。
◎経営相談室TEL6944・6451

※印は大阪府の補助金を受けて実施


中小企業の事業承継
10月12日に入門講座

 大阪商工会議所は、事業承継全般について説明する機会として「中小企業のための事業承継のすすめ方・入門セミナー」を開く。これは、大阪府事業引継ぎ支援センターが行う事業の一つ。
 中小企業の経営者の高齢化が進む中、「事業承継」は大きな経営課題となっている。同講座では、3つの事業承継とその課題、承継の方法と後継者の確定、親族・従業員への承継の事例、M&Aの留意点などについて解説する事業承継の入門講座。自社の事業承継に関心のある企業経営者、経営幹部、後継者が対象。
 10月12日午後2〜4時、大商で。講師は、大阪府事業引継ぎ支援センターの上宮克己統括責任者。無料。定員80人。事前申込制。

【問合せ】事業承継・再生支援担当TEL6944・6257


M&A活用のポイント解説
10月26日、セミナー

 大阪商工会議所は10月26日、「中小企業のためのM&Aセミナー」を開く。
 「会社の発展・成長戦略の切り札となるM&A」と題し、仲介経験の豊富な実務家が、実際の事例を紹介しながら最近のM&A動向やM&Aに取り組む際の留意点などを説明する。
 売り手・買い手双方の視点から、会社の成長・発展に向けたM&A活用の考え方・ポイントが分かりやすく理解できる内容となっている。
 講師は日本M&Aセンターの大山敬義常務取締役。セミナー終了後には、譲渡に関心のある企業向けに個別相談会(事前予約制)も開催する。
 午後2〜4時、大商で。無料。定員60人。

【問合せ】事業承継・再生支援担当TEL6944・6474


玉出商店街で「えーもん市」10月15日

 大阪商工会議所西支部(支部長=西川典男・丸十服装会長)は、10月15日、下町情緒にあふれ、近隣に住宅が多く立地する西成区の玉出商店街で「えーもん市」を開く。
 ワークショップ店舗の出店などにより、若年層や親子連れの来街も狙う。西支部はイベントの内容と地域性を勘案し、最適な小売業者をマッチングするとともに、周辺住民の来街を促すため、広報誌の発行と抽選会を実施する。
 「えーもん市」は買い物需要の喚起と商店街の魅力発信、商材供給機能の強化を通じて、住民の豊かな生活と地域の発展に向け、商店街・出店者・地域住民の「三方良し」の支援を目指す。
 こうした事業が定着することで、将来的に商店街の空き店舗対策事業に発展する可能性も秘めている。

【問合せ】西支部TEL6539・1666


産業交流フェア
東住吉・平野ブランドPR

 大阪商工会議所南支部(支部長=高松啓二・近鉄百貨店社長)は、10月21〜22日、「第12回産業交流フェア」を開く。同フェア実行委員会(委員長=佐々木康之・松雲堂代表取締役)との共催。
 東住吉と平野の優れた企業や技術、製品、商品のPRが狙いで、43の企業・団体・学校が出展。東住吉と平野の地域ブランドのH2O認定商品を展示紹介するほか、第4回地域ブランド大賞も決定する。来場者・出展者間の交流促進を目的に地ブラサロンも開設。午前10時〜午後5時、コミュニティプラザ平野(大阪市平野区)で。22日は午後4時まで。入場無料。

【問合せ】南支部TEL6771・2211


サントリーのブランド戦略
10月13日にセミナー

 大阪商工会議所南支部(支部長=高松啓二・近鉄百貨店社長)は、10月13日、ブランド戦略セミナー「サントリービールのブランド戦略と挑戦の歴史」を開く。
 サントリーのビール事業の歴史と、ザ・プレミアム・モルツの開発の経緯や美味しさの秘密について、サントリー酒類の近畿営業企画部の森藤文郎氏が講演する。午後5時30分〜7時、あべのハルカス(大阪市阿倍野区)で。無料。定員100人(事前申込制)。

【問合せ】南支部TEL6771・2211


WEB給与計算アウトソーシングサービス
安全・安心・迅速に代行

 大阪商工会議所は、中小企業の経営者や人事労務担当者を支援する「WEB給与計算アウトソーシングサービス」を行っている。
 毎月発生する面倒な給与計算や賞与の計算などを専任のスタッフが利用企業に代わり処理する。利用企業は勤怠データを送るだけで、必要な帳票の作成、振込データの作成や給与明細書の作成・納品まで委託できる。オプションで「勤怠管理システム」やWebで明細を確認できる「WEB給与明細」の提供も行う。
 同サービスは、マイナンバー制度の施行にも対応する。ユーザーには、同サービスと連携した「マイナンバー管理システム」を無償で提供する。

◆料金体系
月額基本使用料:0円
【利用料金単価表】

※その他、オプションあり

 このほかに、別途初期設定費用がかかります。
※20人以下は20人分の料金をご請求します。
※「社員登録」の料金は、新しく社員が入社したときのみ発生します。
※明細書の郵送をご希望の場合は、発送料として別途1,080円を頂戴します。


【サービス内容】

※その他、オプションあり


【問合せ】経営情報センターTEL6944・6199


2016.09.29
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