2011/4/10号 |
第6回通常議員総会−−事業計画と予算 了承 |
千客万来都市OSAKAプラン 精力的に実施へ |
大阪商工会議所は3月29日、第6回通常議員総会を開いた。冒頭、佐藤茂雄会頭は「東北関東大震災の被災者に対し、心からお見舞い申し上げるとともに、1日も早い復興を心よりお祈りする」と述べ、被災地支援のため義援金募金への協力を呼びかけた。続いて、昨年12月に策定した「千客万来都市OSAKAプラン〜全員参加で『大大阪』『大関西』をつくろう〜」に沿った平成23年度の事業計画案と収支予算案が原案通り承認されたほか、3号議員1人と常議員2人の補欠選任が行われた。また、昨年7月に副会頭を退任した加藤誠・伊藤忠商事理事の顕彰が行われた。 ■加藤前副会頭を顕彰 2006年7月から約4年間、副会頭として国際ビジネスやライフサイエンス事業をはじめ、大阪・関西の産業振興に大きく貢献し、昨年7月の第5回通常議員総会で退任した加藤誠・伊藤忠商事理事の功績を讃えて顕彰し、感謝状と記念品が贈呈された。 【問合せ】総務担当TEL6944・6211 |
佐藤会頭 あいさつ(要旨)−−第6回通常議員総会 |
3月11日に発生しました東北関東大震災の被害にあわれました方々、企業様には、改めまして心からお見舞い申し上げますとともに、1日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。大阪商工会議所による議員企業対象の影響調査では、自社やグループ会社が被災された企業、物流網やインフラの機能不全や取引先の被害により部材調達に影響が出ている企業などがあります。大商は、特別相談窓口の開設や義援金の募金などできる限りの支援をして参る所存です。 ■「千客万来都市OSAKAプラン」の推進 この意味から、大商は、平成23年度から「千客万来都市OSAKAプラン」を全力で推進して参ります。同プランは、大商の3カ年の中期計画であるばかりでなく、近畿経済産業局や大阪府、大阪市、京都、神戸の商工会議所ともすり合わせた大阪・関西の成長戦略でもあります。これを精力的に実施していくことが大阪・関西だけでなく、存亡の危機にある日本にとりましても重要です。 ■旅游都市化推進プロジェクト 五つの戦略プロジェクトのうち、即効性があるのは「旅游都市化推進プロジェクト」、つまり観光振興と考えます。中国などアジアからの観光客に、大阪を知ってもらい、楽しんでもらうため、同プロジェクトでは、(1)大阪城公園内外を対象に、文化財保護法の規制を緩和する地域活性化総合特区を大阪府、大阪市、大商で申請し、飲食、物販、宿泊施設などが整備できるようにして観光拠点とする構想(2)中之島の河川の公有水面、河川敷の公有地をレストランなどに民間利用する事業(3)「船場から難波」と「天王寺・阿倍野」の2地区を外国人の買い物エリアとして駐車場や多言語標示案内板、銀聯カードの使用環境などを重点的に整備しようというプラン(4)梅田北ヤード、中之島、阿倍野などの都心再開発拠点を国内外にプロモーションして、企業や観光客を誘致しようというプロジェクト(5)大商や大阪市、商店街などによる春節メガセールの継続、USJや海遊館、百貨店、商店街など大阪の資産と九州新幹線の活用による九州の人々の大阪への誘引、海外の観光客に関西や西日本を楽しんでもらう観光ルートの開発などに取り組みます。この実現のため、京阪神、大津、奈良の商議所で研究会を開催するほか、近く九州、近畿の商議所による懇談会も開きます。 ■中小企業の成長分野参入が地域経済自立の鍵 「メディカル・ポリス形成プロジェクト」と「環境・新エネルギー産業の研究開発拠点化プロジェクト」では、大阪府、大阪市や関西の自治体と国際戦略総合特区を申請して参る所存です。戦略プロジェクトで掲げる成長分野に、大企業や大学・研究機関だけでなく多くの中小企業が参入し、オープン・イノベーションを実現できるかが、地域経済活性化の鍵です。このため大商は、多数の中小企業、会員企業に成長分野に参入して頂けるよう、五つの戦略プロジェクトの展開に際して、国内外の大企業や大学・研究機関と大商会員企業とのビジネスマッチングなどを実施して参ります。 ■震災被災地への支援策 このたびの大震災による被災地を商工会議所として支援するため、大商は、日本商工会議所および日本赤十字社の義援金募金にそれぞれ協力することを3月18日開催の第26回常議員会でご承認頂きました。 |
「東北関東大震災」義援金へのご協力お願い |
大阪商工会議所は、3月11日に発生しました東北関東大震災による被災地支援のため、会員の皆様方に篤志を募りたいと存じます。誠に恐縮に存じますが、ご協力賜りますようお願い申し上げます。 ■義援金額=1口1万円×ご希望の口数 【問合せ】総務担当TEL6944・6211 |
中堅・中小 ラジオで応援 |
大阪商工会議所は、毎週日曜日、朝日放送のラジオ番組「磯部・柴田の日曜のびのび大放送」で、中堅・中小企業向けに情報を提供するコーナー「イソベっちの、前へ前へポッポー!」(午前11時40分頃から約10分)を放送している。 ■ゲストの予定 【問合せ】総務広報部TEL6944・6324 |
千客万来都市OSAKAプラン ロゴマークご活用を |
大阪商工会議所は、「千客万来都市OSAKAプラン」を広く周知するために、ロゴマークを作成した。ロゴマークは、大商自らが印刷物、ホームページなどに掲載するほか、会員企業などにも広く活用を呼びかけ、「千客万来都市OSAKA」の実現に全員参加で取り組む機運を醸成していく。 【問合せ】広報企画担当TEL6944・6324 |
なにわなんでも大阪検定 〜あなたの大阪力をチェック! |
「なにわなんでも大阪検定」の出題例を紹介します。 【問い1(3級レベル)】 【問い2(2級レベル)】 ■解答 【問合せ】大阪検定事務センターTEL6452・7728、URL=http://www.osaka-kentei.com/ |
大商ホームページ 会員限定の広告枠 |
大阪商工会議所は、ホームページのトップページに会員限定のバナー広告枠を設け、広告募集を開始した。これは、会員事業所の取引・販路拡大促進を目的に設置するもので、料金は月額3万1500円。大商ホームページのトップページは、年間約85万ページビュー(09年度実績)のアクセスがあり、会員事業所の広報・宣伝に最適。バナーの大きさや、掲載できる広告の内容などはホームページ(http://www.osaka.cci.or.jp/ban_pr/moushikomi/)に掲載。 【問合せ】広報企画担当TEL6944・6324 |
女性会 会員を募集 |
大阪商工会議所女性会は女性同士の交流を求める経営者らの参画を呼びかけている。共に集い、語らい学ぶ女性経営者の輪にご参加を。 【問合せ】総務担当TEL6944・6211 |
マクロミクロ−−ライフライン |
電力、ガス、水の供給、さらに交通や情報システムは、都市を支えるライフラインであり、まさに命綱である◆3月11日、わが国観測史上最大の巨大地震と津波が東北・関東を襲い、同地域のライフラインは一瞬にして壊滅し、福島第一原発事故が発生した。死者・行方不明者は2万8000人に迫り、約17万人が厳しい避難生活を強いられている(3月末現在)。地震・津波が巨大かつ広範囲に及び、原発の冷却バックアップシステムも作動しないなど、想定外のことが相次いだが、天災だとして片づけるべきでない◆災害時の情報提供と危機管理に問題がなかったのか。とくに原発事故では、断片的な情報提供と後手に回る対策の繰り返しで事態が悪化し、被災者の不安を増幅させ、報道を見守る多くの国民も苛立ちを覚えたのではないか◆未曾有の大災害時こそ指導者の沈着冷静な判断力と迅速な決断力が求められる。先を見通した明確な方針が国民に安心を与え、一刻を争う対策の実施が被災者の命を救う。地震や津波が避け難い日本において、この度の大震災を教訓として、国民の英知を結集し、国を挙げて、世界に誇れる防災先進国を築こうではないか。(K) |
なにわなんでも大阪検定 7月10日、第3回公開試験 |
受験申し込み−−20日から受け付け |
大阪商工会議所は、7月10日実施の第3回「なにわなんでも大阪検定」に関連し、大阪の魅力に楽しくふれてもらうためのまちあるきツアーを大阪府と大阪府内の6自治体と連携して実施する。 【問合せ】なにわなんでも大阪検定事務センターTEL6452・7728 |
在阪企業も震災被害 緊急調査 納入・調達難など |
大阪商工会議所は3月14〜18日、「東日本大震災が企業経営に及ぼす影響に関する緊急調査」を実施した。調査対象は役員・議員会社152社で、回答数は82社(回収率53・9%)。 【問合せ】経済担当TEL6944・6304 |
5月から環境問題研究会 先進事例や最新の施策−−専門家が解説 |
大阪商工会議所は、毎年受講者から好評の「環境問題研究会」の参加者を募集している。 【問合せ】産業・技術・水ビジネス振興担当TEL6944・6300 |
歴史や文化を直接体験 大阪府内の6市で「まちあるき」 |
大阪商工会議所は、7月10日実施の第3回「なにわなんでも大阪検定」の受験申し込み受け付けを4月20日から開始する。同検定は、これまでに9466人が受験したもの。 【問合せ】なにわなんでも大阪検定事務センターTEL6452・7728 |
医療機器の共同開発 促進−−次世代医療システム産業化フォーラム |
5月から開始 参加企業を募集 |
大阪商工会議所は、国内外の医療機関、大学・研究機関、大手医療機器企業などとの共同開発、協業を推進する「次世代医療システム産業化フォーラム」を5月から開催する。現在、参加企業を募集している。 【問合せ】ライフサイエンス振興担当TEL6944・6484 |
おいしい大阪 一堂に−−3万3000人が来場 |
「食の都・大阪」推進会議(代表=小嶋淳司・大阪商工会議所副会頭、松本孝・ミナミまち育てネットワーク執行役)は、高島屋大阪店とタイアップし、「おいしさ発見!『食の都・大阪』展」を同百貨店催事場で3月16〜21日に開催した。 【問合せ】経営支援担当TEL6944・6493 |
農と商へ出会いの場 連携に向け初イベント |
大阪商工会議所企業経営支援委員会(委員長=石金正己・ソフトプラザ21大阪協同組合代表理事)は、3月24日、マイドームおおさかで「農商工連携フォーラムinおおさか」を初開催した。 【問合せ】経営支援担当TEL6944・6493 |
商店街賑わいプロジェクト 100円商店街も活動−−震災復興支援へ |
大阪商工会議所は、黒門市場商店街振興組合(大阪市中央区)、千林商店街振興組合(同旭区)、キララ九条・西連合商店街(同西区)、文の里商店街協同組合(同阿倍野区)とそれぞれ共催し、3月26日に4地域で一斉に100円商店街を開催した。 【問合せ】流通担当TEL6944・6440 |
人事異動 |
大阪商工会議所は今月1日付で人事異動を行った。管理職の異動は次の通り。( )は前職。 |
機構改革 |
大阪商工会議所は、今月1日付で事務局機構の改革とこれに伴う事務規約の一部変更を行った。 |
水ビジネス進出支援−−25日 キックオフセミナー |
大阪商工会議所は、「水ビジネス」への進出を目指す企業を支援するプラットフォームとなる「水分科会」の立ち上げにあたり、4月25日に水ビジネスに関心のある企業を集め「キックオフセミナー」を開催する。 【問合せ】産業・技術・水ビジネス振興担当TEL6944・6300 |
中小のビジネスマッチング促進 販路開拓の相談開始 |
大阪商工会議所は「取引相談」を拡充し、中小企業の関心が高い販路開拓に関する支援機能を付加した「販路開拓・取引相談」を開始する。 【問合せ】経営相談室TEL6944・6470 |
仕事帰りに夕学講座 会員は受講無料 |
大阪商工会議所は、4月28日から「大商夕学(せきがく)講座」を開講する。 【問合せ】研修担当TEL6944・6421 |
2011.4.11更新 Copyright(C) 1996-2011 大阪商工会議所 |