大阪商工会議所 HOME

U 活性化方策の重点プロジェクト

2.天満宮周辺地区整備計画

    2-(1) 提案の背景と目的

      天神橋地域のシンボルともいえる天満宮は、菅原道真没後1,100年を迎えようとしていることもあり、平成14年には1,100年祭が予定されている。現在、天満宮では裏門に隣接した2ヶ所の用地を活用して、歴史と伝統を感じさせる新たな賑わいの場を作り出そうとしている。
      この地域が天満宮の門前町として栄えてきたことを活かして、天神橋筋商店街では、新しい開発にあわせた街としての連携や周辺の整備を積極的に行っていくことが、求められており、これからのまちづくりにとっても必要不可欠なことであると考えられる。
      ここでは、天満宮にとってのゲートとしてふさわしい商店街づくりやまちづくりを推進していくための方策を提案する。

    2-(2) 天満宮周辺の現況と課題

      1.主な問題点と課題
        ・商店街や国道1号から天満宮へのゲートとしてのサイン性が不足している。
        ・北門に隣接する天満宮所有地の有効活用。
        ・商店街から北門への通りの市道部分の環境阻害(不法駐車、景観阻害など)
        ・駐車場による環境阻害(駐輪対策、景観阻害など)。
        ・歩行者が楽しみ利用しやすい天満宮へのアクセスルートや回遊導線が不十分。
        ・周辺地域が天満宮にふさわしい歴史的な街並み景観となっていない。

      2.天満宮所有地の概要

        ・用途地域:商業地域 ・容積率:400%・国道1号沿い800% ・建ぺい率:80%

西用地 東用地 合計
敷地面積 614.89u 756.67u 1371,56u

    2-(3) 整備の基本的な考え方

      天満宮千百年祭(平成14年)を記念した拠点整備に向けて、周辺地域の歴史的街並み景観やアクセスルートとなる遊歩道、ゲートにふさわしい空間づくりなど、新しい賑わいのゾーンとして整備する。特に、天神祭の時期だけでなく、通年的な賑わいの創出に向けて、老若男女が楽しめる空間づくりを進めていく

    2-(4) 整備内容(天満宮周辺整備構想)

      国道1号から天満宮表門筋にかけての道路や街並みを周辺整備区域とする。

      1.天満宮周辺道路の修景整備

        ・天満宮北側の東西道路や国道1号につながる道路、天満宮周辺を回遊する道路等の修景整備を進める。
        ・天満宮表門へと通じる南北方向の道路について、歩行者が歩いて楽しい遊歩道となるよう緑化やサイン等の整備を進める

      2.歴史的な街並み景観の整備
        ・表門筋周辺の道路に面した街並みや、天満宮所有地に隣接する道路等に面した街並みについては歴史的な景観形成を進める

      3.ゲート空間整備
        ・商店街から天満宮裏門へと続く入口部の用地を活用して、ゲートにふさわしいシンボル的な空間を整備するとともに、天神祭等をテーマとした拠点施設の整備を誘導する。
        ・上記以外にも国道1号からの入口部、商店街から表門への入口部、表門筋につながる南側入口部の3ヶ所のゲート空間を整備する。

      4.天満宮用地を活用した湯・小・茶屋施設整備

        ・天満宮所有地は、往時、演芸小屋があり賑わいの空間であったことから、この用地を活用して、湯屋や小屋や茶屋などを新しく現代再現して新たな賑わいの空間を整備する。この際には、建物の景観等を和風の文化を表現するのにふさわしいものする。

      5.重点的整備ゾーンの設定

        ・この整区域の中でも、特に、天満宮北側ゾーンを賑わいのストリートとしていく。このために、天満宮所有地を活用した拠点(湯屋・小屋・茶屋)に加えて店屋と宿屋を集積させた「五屋通り」というコンセプトに基づいて整備を行う。また、通年的な賑わいと歴史性を生み出すため「だんじりギャラリー」を整備する。  


    2-(5)事業化に向けた課題

      ○沿道の街並み景観の修景整備に向けたルール化に関する合意形成
      ○街並み整備の積極的な誘導を促進する事業制度等の活用
      ○道路整備に関する行政への要望と街路事業との調整
      ○駐車場用地の活用に関する地主側との調整及び具体的な提案の検討
      ○天満宮拠点開発との連携

2.天満宮周辺地区整備計画

    2-(1) 提案の背景と目的

      天神橋地域のシンボルともいえる天満宮は、菅原道真没後1,100年を迎えようとしていることもあり、平成14年には1,100年祭が予定されている。現在、天満宮では裏門に隣接した2ヶ所の用地を活用して、歴史と伝統を感じさせる新たな賑わいの場を作り出そうとしている。
      この地域が天満宮の門前町として栄えてきたことを活かして、天神橋筋商店街では、新しい開発にあわせた街としての連携や周辺の整備を積極的に行っていくことが、求められており、これからのまちづくりにとっても必要不可欠なことであると考えられる。
      ここでは、天満宮にとってのゲートとしてふさわしい商店街づくりやまちづくりを推進していくための方策を提案する。

    2-(2) 天満宮周辺の現況と課題

      1.主な問題点と課題
        ・商店街や国道1号から天満宮へのゲートとしてのサイン性が不足している。
        ・北門に隣接する天満宮所有地の有効活用。
        ・商店街から北門への通りの市道部分の環境阻害(不法駐車、景観阻害など)
        ・駐車場による環境阻害(駐輪対策、景観阻害など)。
        ・歩行者が楽しみ利用しやすい天満宮へのアクセスルートや回遊導線が不十分。
        ・周辺地域が天満宮にふさわしい歴史的な街並み景観となっていない。

      2.天満宮所有地の概要

        ・用途地域:商業地域 ・容積率:400%・国道1号沿い800% ・建ぺい率:80%

西用地 東用地 合計
敷地面積 614.89u 756.67u 1371,56u

    2-(3) 整備の基本的な考え方

      天満宮千百年祭(平成14年)を記念した拠点整備に向けて、周辺地域の歴史的街並み景観やアクセスルートとなる遊歩道、ゲートにふさわしい空間づくりなど、新しい賑わいのゾーンとして整備する。特に、天神祭の時期だけでなく、通年的な賑わいの創出に向けて、老若男女が楽しめる空間づくりを進めていく

    2-(4) 整備内容(天満宮周辺整備構想)

      国道1号から天満宮表門筋にかけての道路や街並みを周辺整備区域とする。

      1.天満宮周辺道路の修景整備

        ・天満宮北側の東西道路や国道1号につながる道路、天満宮周辺を回遊する道路等の修景整備を進める。
        ・天満宮表門へと通じる南北方向の道路について、歩行者が歩いて楽しい遊歩道となるよう緑化やサイン等の整備を進める

      2.歴史的な街並み景観の整備
        ・表門筋周辺の道路に面した街並みや、天満宮所有地に隣接する道路等に面した街並みについては歴史的な景観形成を進める

      3.ゲート空間整備
        ・商店街から天満宮裏門へと続く入口部の用地を活用して、ゲートにふさわしいシンボル的な空間を整備するとともに、天神祭等をテーマとした拠点施設の整備を誘導する。
        ・上記以外にも国道1号からの入口部、商店街から表門への入口部、表門筋につながる南側入口部の3ヶ所のゲート空間を整備する。

      4.天満宮用地を活用した湯・小・茶屋施設整備

        ・天満宮所有地は、往時、演芸小屋があり賑わいの空間であったことから、この用地を活用して、湯屋や小屋や茶屋などを新しく現代再現して新たな賑わいの空間を整備する。この際には、建物の景観等を和風の文化を表現するのにふさわしいものする。

      5.重点的整備ゾーンの設定

        ・この整区域の中でも、特に、天満宮北側ゾーンを賑わいのストリートとしていく。このために、天満宮所有地を活用した拠点(湯屋・小屋・茶屋)に加えて店屋と宿屋を集積させた「五屋通り」というコンセプトに基づいて整備を行う。また、通年的な賑わいと歴史性を生み出すため「だんじりギャラリー」を整備する。  


    2-(5)事業化に向けた課題

      ○沿道の街並み景観の修景整備に向けたルール化に関する合意形成
      ○街並み整備の積極的な誘導を促進する事業制度等の活用
      ○道路整備に関する行政への要望と街路事業との調整
      ○駐車場用地の活用に関する地主側との調整及び具体的な提案の検討
      ○天満宮拠点開発との連携

<目 次>


2003.4.1更新
Copyright(C) 1996-2003 大阪商工会議所