1.天神橋筋商店街周辺回廊整備計画−天神橋大回廊− ○歴史と伝統ある天神橋地域を大阪の新しい顔としてアピールしていくために、商店街の活性化とあわせて、周辺地域との回遊性を生み出したり、多様な資源や各種プロジェクトとの結びつきを高めることによって、商店街を中心として地域の一体性を生み出すとともに、ここを訪れる人々が大阪の新しい魅力を発見できるような回廊を創出することを目的とする。 ○また、この回廊整備の際には、天神橋筋商店街の周辺資源を活かすとともに、商店街の環境問題に関しての課題を解決していくことを目的とする。 1-(2) 活用すべき資源 ○大阪を代表する文化歴史ゾーン、自然景観ゾーンと商店街を結ぶ
○天神橋筋商店街に関連する鉄道駅と周辺の鉄道駅や水辺のターミナル等を結ぶ ・天神橋筋商店街の3つの駅
・周辺の3駅等
○商店街周辺の資源やプロジェクト等を活かす 1-(3) 回廊ルートの設定 ○回遊ルートの設定にあたっては、天神橋筋商店街を1丁目から6丁目までを一本の線として貫く軸と考え、商店街に立地するそれぞれの拠点(地下鉄天神橋筋六丁目、JR天満駅周辺、天満宮、天神橋三丁目商店街)と周辺地域の資源を結び付けるルートづくりをめざす。
○回遊ルートについては、すでに整備されている「歴史の散歩道」や国道1号の大阪ひろばみち計画など、既存の整備ルートや計画との調和を考慮する。
1.大川ルート
2.OAPルート
3.天満宮参詣ルート
4.扇町ルート
1-(4)拠点整備の方針 1. JR天満駅周辺環境整備プラン(JR天満駅〜扇町キッズパーク)
○整備内容
●歩行者が魅力を感じることのできるような沿道の修景整備 レジャー施設周辺や駅利用者による見苦しい不法駐輪に対応するため、駅周辺に適切な規模の駐輪場を設置したり、規制の強化や利用者のマナー向上に向け、沿道の修景整備とあわせて商店街と行政が一体となって整備を進める。 ●駐車及び進入車対策の実施 駅周辺のマンション周辺の駐車車両や商店街への車での来客などに対して、駅周辺での交通規制の強化などを当局に要望していくとともに、商店街としてもマナー改善に向けてのキャンペーンなどを行う。 ●JR天満駅前の景観整備 駅前の出入り口については、商店街の裏側にあたり、レジャー施設等もあることから駐輪などによる景観阻害が見られる。駅施設の魅力的な景観づくりはもとより、前面の商店や居住者と協力して魅力ある駅前景観の整備を進める。 ●駅から扇町キッズパークや商店街への適切な案内サインの設置 天満駅から扇町キッズパークへの適切な誘導サインを設けるとともに、扇町キッズパークから商店街へのエントランス部については、魅力的な案内版等を設置して商店街への誘導を積極的に図る。
2.夫婦橋周辺整備プラン(夫婦橋の復元)
○整備内容
・昭和初期当時のイメージを活かした橋柱による照明の整備 ・欄干の復元整備(昭和初期の夫婦橋) ●顕彰碑の設置 ・天満堀川の歴史や夫婦橋のいわれなどを紹介する顕彰碑を設置 ●案内板等の設置 ・商店街を訪れた人々に夫婦橋を名所として認識してもらえるよう顕彰碑及び商店街の案内板等を設置する。 ●休憩ベンチ等の設置 ・回廊を歩く人々の休憩施設として、ベンチ等を設置する。
●住まい情報センター 天神橋六丁目に、「住むまち・大阪」の魅力をアピールする住まいのすべてがわかる情報センターが建設中である。館内は住まいや暮らしに関する情報提供や相談を行う住情報プラザや江戸期の大阪の街並みを再現したミュージアムなどで構成され、住まいに関する情報の提供だけでなく体験しながら楽しめる住まいの総合的な情報発信拠点となる予定である。
●天満卸売市場再開発 「天満市場」は古くは、石山本願寺の門前に開かれた市までさかのぼり、江戸時代、大阪三大市場の一つと称され、場所も京橋南詰め(1616年)にはじまり、大川沿いの天神橋北詰め上手から滝田町までの浜側に移転(1653年)、青物市場として繁栄していた歴史を持つ。その後昭和24年に現在の位置に移転し、大阪天満市場(株)として開設してきた。しかし、近年は営業者の高齢化や後継者不足による空店舗の増加と施設老朽化に伴い、施設更新と市場活性化に向けて再開発に向けて事業が進められている。
●扇町公園再整備計画 天神橋筋商店街に隣接する扇町公園周辺では、子どものための博物館「キッズプラザ大阪」を中核とした放送メディア施設や飲食からなる複合施設である「扇町キッズパーク」が平成9年に完成し、新たな集客拠点となっている。そうした状況の中で、平成14年の完成を目標として扇町公園の再整備計画が進められている。 ○公園整備の4つのテーマ
1-(5)街路整備の方針 1.天六から桜之宮駅 ○整備内容
・桜之宮中野地区及び大川方面への案内サインの整備とルート上の休憩施設等の整備 ・天神橋七丁目商店街及び飛翔橋から淀川リバーサイド地区へのルート整備 2.OAPから商店街 ○整備内容 ・OAPから天三商店街までの道路の修景整備及び歴史の散歩道と調和させながら、アメニティストリートとしての魅力づくりを促進。 ・ルート上の地域資源の発掘や案内サインの設置 ・沿道の緑化や歩道の整備 3. 天満宮からキタ・中之島
・大鳥居から参詣道にかけての高架下の修景整備 ・老松通のギャラリー街、アンティークショップ街との連携 ・中之島公園への誘導サイン等の整備 4. 扇町公園(天神橋筋六丁目・中崎町)から阪急東
・扇町ミュージアムスクエアとの連携 ・扇町公園周辺から中崎通商店街、天神橋筋六丁目方面へのルート整備 1-(6) サイン等の整備 回廊の拠点や街路事業とあわせて、歩行者にわかりやすく、特色のある案内板や標識などの整備を行う。 1-(7) 回廊のモデルコース設定及びガイドマップの制作
1-(8)事業化に向けた課題 |
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2003.4.1更新 |