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平成25年12月24日


平成26年度国家予算政府案に関するコメント

 

大阪商工会議所 会頭  佐 藤 茂 雄


今回の予算は、先の補正予算案とともに成長戦略具体化の第一弾であることが十分意識され、経済のパイ拡大策に重点配分されたことを評価する。企業の成長をバックアップし、民需拡大に伴う「良い物価上昇」の本格化につながることを期待している。
   
特に、我々が強く求めてきた、ものづくり補助金や資金繰り支援など中小企業の活力増進策、観光インバウンド促進策などが拡充されたことを歓迎する。同時に、3Dプリンター開発費や、新興国市場開拓予算が新たに計上されるなど、幅広い分野で企業の攻めの投資を後押ししようとの姿勢が鮮明だ。
   
同時に、日本版NIHの創設に向けた予算が確保されたことは、ライフサイエンス産業振興にとって大きな飛躍だ。設置に際しては、この分野での事業実績の高い大阪が最優先候補となるよう求めたい。
   
また、物流ネットワーク強化が課題とされるなか三大都市圏環状道路や国際コンテナ戦略港湾の整備に向け、前年度を上回る予算が確保されたことは喜ばしい。関西国際空港についても、新関空会社への補給金はじめコンセッションに向けた事業価値向上に資する所要の予算が要求どおり確保されたことを評価する。
以上

2013.12.24更新
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