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原発立地県に対し深甚なる敬意を表するとともに、政府の決定を歓迎する。ただ、国の決断が遅れに遅れ、夏の電力需要に十分間に合わない事態は甚だ遺憾。加えて、将来を展望できるエネルギー戦略が未だに提示されておらず、場当たり的な節電要請を繰り返している状況を憂慮している。原発事故を体験した国ならではの世界をリードするビジョンを示すべきと考える。 |
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また、大飯原発再稼働後も電力需給が綱渡りであることに変わりはなく、終わりの見えない慢性的な電力不足が、地域経済に深刻な影を落としている。安全性が確保された他の原発についても、順次速やかに再稼働を進めてもらいたい。 |
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日本が後ろ向きの対応に追われる間にも、海外との競争はますます激化している。政府は、一刻も早く低価格による電力の安定供給に目途をつけ、成長戦略や中小企業の活力増進策にエネルギーを投入すべきだ。 |
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