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平成22年10月5日

日銀の「包括的な金融緩和政策」の実施に関するコメント

 

大阪商工会議所 会頭  佐 藤 茂 雄


円高に伴う景気腰折れや投資の国内回避を何としても食い止めるという、日銀の強い決意の表れと歓迎する。
   
円高により輸出産業は厳しいハンデ戦を強いられており、今や国内でのモノづくりが成り立つか否かの瀬戸際にある。今回の思い切った金融緩和策に呼応し、機動的な為替介入と介入資金の非不胎化など政策を総動員することで、行き過ぎた円高の是正と安定を期してほしい。
   
また、金融緩和の効果を最大限に生かすため、政府は補正予算の編成を通じて「新成長戦略」の実施を急ぐなど、企業の競争力回復、国内での生産活動・事業展開・雇用拡大といった好循環の実現に向け、あらゆる政策の照準を合わせてもらいたい。
以上

2010.10.6更新
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