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平成17年12月14日

日銀短観に関するコメント
大阪商工会議所 会頭  野 村 明 雄


大企業の好業績に比して出遅れ感のあった中小企業にも明るさが見られることを歓迎する。
   
ただ、先行きについては、原油高や米国・中国経済の減速等の懸念が根強い。加えて、金融・税制がともに景気引き締め的な政策に転じることにより、企業経営者の心理面を冷え込ませることを危惧している。
   
今後、民主導の持続的な成長を実現するためには、企業の設備投資を継続的に引き出していくことが重要であり、政府には、中長期的な視点から投資減税の検討をお願いしたい。
また、日銀の量的金融緩和の解除については、急激な金利上昇によって実体経済にマイナスインパクトが及ぶことのないよう、慎重に進めていただきたい。
以上

2005.12.14更新
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